西四北大街 #1

by elmarit

2月最後の週は気温も下がり薄く曇りの日で、最低気温は0度程度だがひどく寒く感じた。特に変わったこともなく平穏な月曜日。

昨日読んだニュースで、世界贅沢品協会(というのがあるのも初めて知ったが)の発表によると、2007年12月から2009年1月までの贅沢品の 消費で中国はアメリカを抜いてシェア25%で世界第二位になったというのがあった。ここで言う贅沢品とはバッグや靴、ファッションなどの高級ブランドのことだ。アメリカは経済危機の影響で贅沢品への消費が減少したため中国に抜かれたようだ。因みに、経済危機でも一位を守ったのはブランド好きの日本人。中国で人気の高いブランドはルイヴィトン、グッチ、チャネルということだ。

しばらく時間が経ってしまっているが、魯迅記念館から周辺を歩いた時の写真の続き。この辺りは西四北大街。

西四南大街はファッションやレストランが並ぶ繁華街だが、西四北大街は電気関係の部品屋が軒を連ねる。こちらのほうは、西単からすぐ北側に続く西四南大街に比べると人出が少ない。ただし車道は西単から続く大通りなので車の交通量はかなり多い。

中国でも「四」は日本のように「死」に通じるとされて嫌われているので、街の名前に「四」がつく、西四や東四という地名が不思議だった。最近どこかで読んた所によると、 昔は北京の街のあちこちにあった牌楼が四方向すべてに設置されていた交差点なので、西四や東四と呼ばれるようになったそうだ。西単や東単は一つだったので西単や東単だそうだ。

バスがどんどん通り過ぎる。将来はこの地下に地下鉄がひかれる予定だそうだ。大通りに面して、かつての寺か何かの跡が残っている。向こう側に見えるのは寺などで石版を背負っている亀の様な生き物、贔屓というらしいが、の残骸もゴミ箱のそばに放りっぱなしだ。文革の時代には寺や文化施設などはかなり破壊されたので、その残骸かもしれない。

そもそも古い北京にこのような大通りはなかったので、どこかのタイミングで古い胡同を壊して道を広げたのだろう。バス通りだが車も多いので渋滞が発生している。前にもタクシーで通りかかったことがあったが、かなり時間がかかった。

通りを横にないると、すぐに住宅街となっている。確かこの日も寒い日で、この通りを歩いている人は少ない。そもそも西単などと違って遊びにくる人もないような辺りだからだ。適当に当てもなく、横の胡同に入ってみる。

この項続く

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