三里屯のBar

by elmarit

当局から発表があり、7日現在で死亡した女性の接触した116人に感染した症状は見られない。鳥インフルエンザの発症までの期間は7日間なので、女性の死亡した5日から7日後の12日には現在の警戒状態を解除するということだ。同時にいくつかの対策も講じられ、例えば生きた鶏の北京市内への持ち込みは禁止されたそうだ。

ひとまず、今回の問題は収まりそうだが、近い将来、鳥インフルエンザが豚の介在かなんらかの形で、人から人へ伝染する新型インフルエンザに突然変異するのだろう。その際にワクチンが開発されるんまで、1年半かかるということなので危険なことは変わらない。

前にSARSの時に北京に出張した。その時は死者も出ていたが、会社でみんな働いていた。でも、エレベータや廊下など消毒薬の匂いが、あちこちでしていたことを思い出す。SARSは空気感染しなかったので、鳥インフルエンザが変化した新型インフルエンザに比べると感染力が弱かったので、あの程度だったのかもしれない。

2008年は中国では大雪があったり地震があったり、オリンピックもあったが大変な年だった。後半は世界的な経済危機のために大きな影響がでている。日本ももちろん同じで2009年の先行きは明るくない。これで、新型インフルエンザの流行となれば、経済危機に拍車をかける結果になることは目に見えている。

今回の鳥インフルエンザに関しては、中国人の同僚は比較的冷静で、むしろ問題として対応しているのは日本人の危機管理担当者だ。新型インフルエンザの流行が起こったら、経済どころか生き残るのが大命題だ。SARSの時には、乳酸菌をとると良いと言われて、ヨーグルトやキムチが爆発的に北京で売れたそうだ。

今から大流行に備えて体調に気をつけて体力をつけておかねばとも思うが、まず喉の殺菌も重要かとも思ったりするほど、 危機感は遠のいた感じもする。

写真は時々行く日本人バーではなく、三里屯の地元のバー。値段は三分の一だ。でもバーというのは飲み物の値段ではなく、雰囲気や店の人との会話も含まれているので、特に安いとも感じない。

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