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朝晩は冷え込むが昼間はかなり暖かい。と言っても10度までは行っていないが。青空は火曜日の午後から霧が出て3日半で終った。ただ夜歩いていたら星が見えたので今日はまた良い天気になりそうだ。
西単の続き。写真を撮ったのは11月なのでみんなまだ薄着だ。西単は天安門から西に地下鉄で一駅。天安門の反対側には東単という繁華街がある。西単と東単に加えて、王府井と前門が北京の古くからある4大繁華街だ。
4つの繁華街のうち、王府井と西単はより近代化して新しいビルがどんどん建てられている。中でも西単は若者のファッションの街の地位を確立して、いつも人で溢れている。
昨年の初めには街を南北に貫く西単北大街の上にかかる3本の歩道橋がなく、車道を団体が駆け抜けるので危なかしく感じた。現在は歩道橋ができて、その問題はなさそうだ。
駅前のJOY CITYの装飾は派手だ。週末にはこのビルだけで10万人以上が訪れるそうだ。通りの両側にはファッションビルと百貨店が何軒も並んでいる。
渋谷には、こんな数のファッション・ビルやデパートはないので、規模では西単が大きく勝っている。地下鉄の駅もあるが、北京の地下鉄の整備は始まったばかりなので、バスを使ってくる人もかなり多い。
若者のファッションは日本と同じだが、もしかしたら中国の方が早いかも知れない。なにせ世界の工場、縫製工場だ。コピーも同時にできる。というのは冗談にしても、ネットやテレビのために流行はリアルタイムだ。
中国では80年以降に生まれた若者が消費の中心になっているそうだ。彼らは一人っ子で小皇帝といわれ大事に育てられ、成長しては開放の流れに乗って起業したり、専門知識を見につけて、40代や50代という他の社会では高所得の世代よりも経済的に成功している人が多いそうだ。