女人街のすぐそばにSuper Bar Streetという場所がある。北京にいくつかあるバー・ストリートだ。
明るいのでネオンが光っていないが夜にはもっとバーストリートの雰囲気はでる。
北京に数カ所あるバー・ストリートの中でここが一番バー・ストリートという雰囲気がある。他の場所、后海エリアのものや建国門から秀水にかけてのものが青山辺りなら、こちらは新宿だ。猥雑な感じやちょっと危険そうな感じは他のバー・ストリートにはない。
北京の中心から少し離れているので観光客は少なくて、周辺は第三大使館エリアと呼ばれる場所なので、北京に住んでいる外国人の客は多いだろう。
ここでは中古携帯を売っているが、他では中古携帯の販売は見たことがない。
中華に混じって各国のレストランが軒を並べる。日本食や日本の焼き肉、焼き鳥もある。
レストランや飲み屋に混じってたくさんお店があるが、一番目につくのが入れ墨屋。孔子の教えもあるので、入れ墨屋が人気があるのはアジア系以外の客が多いからだろうかとか考えた。日本人も最近の若者はそんな教えは関係ないかな。
夕方なのでまだ客が少ない時間だ。ここにも車で来る人が多いのか車がどんどん通りすぎる。狭い道なので酔っぱらっていると、自己中心的な北京のドライバーにはねられそうだ。
バー・ストリートの北側には大きな池があり、店によっては池に面したテラスがある。ただし池と言ってもそうきれいと言うわけではなく、大きな穴ぼこに水が溜まったような感じの池だ。冬になると氷が張ってスケート・リンクになるそうだ。
ここでビールを飲みながら休んでいると、「日本の方ですか」と声をかけられてしばらく話した。近所で店をやっている人だった。彼は昨年、チャンスを求めて北京に来たそうだ。確かにチャンスがあるがなかなか難しそうだった。
それにしても、他の時でもそうだがすぐに外国人と分かってしまう。喋っていれば確実に外国人だが、黙っていても洋服や仕草が中国人とは違っているようで、韓国人ですかとかしょっちゅう言われている。