鳥を飼うことを趣味にしている方に話を聞く機会があり参加した。この方は趙さん。もう何年も鳥を飼って訓練をしているそうだ。鳥を飼うのは、高年齢の男性のようで、公園などで鳥を鳴かせている人で女性は見たことはない。
この鳥は、名前はヤオヤオ。種類は中国語でリャオ・グ。帰って調べたら九官鳥のとこだった。このヤオヤオは水浴びが好きとのとこで、水来了(シュエイ・ライ・ラ)と中国語で水を要求する。
確かに九官鳥。雛鳥で飼ってきて毎日言葉を教えるそうだ。
値段は九官鳥が一番高く雛鳥が2000元もするそうだ。2000元と言えば、北京の大卒の初任給に相当する。日本で言えば20万円くらいするといことのようだ。
他にも携帯電話の音の真似とかたくさん芸がある。ただし、趙さんの奥さんが天津出身なので天津なまりがあるそうだ。先ほどの水もシュイと発音する。
趙さんとは仲良しで、趙さんが口を近づけるとキスをする。
こちらは、趙さんの4羽の鳥の二番目、バイリン。帰って調べると、これは雲雀だ。この鳥もいろいろな音を真似ることが出来た。
実は雲雀は知っているが見たのは初めてだ。
こちらは値段は九官鳥に比べて安く数百元とのこと。
これは、ジジヘイで調べたが分からなかった。ヘイは黒なのだがジジの意味も分からない。
じっとしていないのでよく分からないが、よく見るときれいな鳥だ。
鳥は詳しくないので何の種類かも分からない。
こちらも名前はヤオヤオだそうだ。種類は、バーグ。8つの歌と書くが辞書に出ていなくて何の種類か分からない。
前は中国国歌を歌ったそうだが、軒先の籠の中でいたちに襲われてけがをして以来、あまりしゃべれなくなったそうだ。これで驚くのは北京の街中にいたちが住んでいること。
けがをして飛べなくなったのか、籠から出しても籠の周りを歩き回って、自分から籠に戻る。
言葉や音を教えるためにずっとしゃべり続けたり、テープに取ってそばで再生するそうだ。ただし、鳥同士はそばに近づけない、でないとお互いの鳴き声を真似たり、他の鳥が鳴き真似が下手だとうつってしまうそうだ。
いずれにしても、どの国でも男の趣味は時間とお金がかかるようだ。鳥を高い値段で買ってきて、餌も虫や肉などの生きのいい物を食べさせているようなのでお金がかかっていそう。それに奥さんもつきあっているのは、天津なまりがうつっていることから明らか。男の趣味に家族全員巻き込まれているのだろうが、うれしそうに鳥をかわいがっている奥さんを見ると家族全員のペットでもあるようだ。
籠の中の鳥を撮っていて、驚くほど難しいと感じた。何カットか撮るためにすごく苦労した。たくさんの方のブログで鳥の写真を見るのが好きだが、自分で撮るのはあきらめたほうが良さそうだ。私には絶対無理そうだ。