レストランのＡＢＣ

レストランのＡＢＣと言っても、レストランの基本とかいう意味ではない。最近、レストランに行くと入り口にＡとかＢとか大きく書かれている。

小さな文字も書かれているので何て書いてあるかと言うと、

Ａ: Excellent Sanitation

B: Good Sanitation

C: Qualified Sanitation

D: Unqualified Sanitation

衛生等級と書かれていて、４つのランクがあるようだ。Ａは衛生状態が優秀。Ｂは基準にあっている。Ｃは合格。Ｄになると不合格となっている。

このことを調べた同僚によると、Ｄの場合は食中毒を起こす可能性があるので、食事をしないようにという説明があったそうだ。さらにオリンピック期間中はオリンピック施設周辺のＤのレストランは営業停止になるというのである。

でも、これは変な話で、不合格ならオリンピックがあろうとなかろうと営業停止になるべきで通常は営業が許されているのがおかしい。

ただ、不思議なのはＡとＢ以外は見かけないということ。ＣやＤは無いし、たくさんある通常の（価格が比較的安い）レストランには、このようなレイティングを示すものが何もない。

つまり、このレイティングは、比較的高級店で、外国人が入りそうなところのみ検査して等級が与えられているのかのしれないと考えたりするが、よく分からない。

少なくとも、ほとんどのレストランにはこの等級のＡＢＣは出ていない。

それと、このサインの一番下に「等級の上のレストランで食事をするのが望ましい。」と書かれている辺りが笑える。