日曜日の朝から降り始めた雨は月曜日の昼まで降った。傘が必要な雨で、そんな雨が1日以上降り続いたのは私には初めての経験だ。お陰で、飛んでいる綿毛もなく快適と言えば快適だ。当分、埃っぽさが無い事と期待する。
今日の写真は、先週の夕方の散歩。北京でも日がどんどん長くなり、今は7時でも明るい。北京には大きな公園がいくつもあるので、夕方の散歩は気持ちいい。
天安門の北に4kmくらいのあたりに、地安門大街という道が東西に通っている。その地安門東大街から南に北河沿大街という大きな通りが長安街に向かって延びている。この通りに沿って、皇城根遺跡公園という細長い公園が3kmほどに亘って続く。散歩に良い公園だ。
公園の北の端には修復された故宮の内城の壁が建っている。この公園は、もとの内城の壁のあった場所に作られたもので、細長いのはそのためだ。
春になって公園でのんびりする人、運動をする人、子供を遊ばせる人、犬の散歩をする人、いろいろな人がいる。
緑がきれいだ。
遠くの突き当りが、地安門東大街。ここはかなり交通量が多く、いつも渋滞する。
公園も夏の備えて何かの苗が植えられているし、たくさんの花も植えられたようだ。
そばの道の交通量はそう多いわけではないので散歩コースとしては気持ちよい。
途中には花壇もたくさん作られている。
故宮の内城のそばだったためか、由緒のありそうな建物も並んでいる。
商店やアパートも並んでいる。
トロリーバスが通り過ぎていく。
中国美術館のそばの五四大街を地下道でくぐって南側に出る。 道路の向こうに見えるのは1919年5月4日に北京で起こった五四運動の記念碑。どうしてここにあるのかは知らない。反日運動ということもありあまり近づかない。
公園は長くどんどん続く。
公園にはいくつかのモニュメントや像などがある。これは将棋のようなものをしているところ。
こちらはモダンで、ノートPCを使っている女性を民族衣装の男性が覗き込んでいる。
大気汚染についての質問がコメント欄にありましたので、北京の空気について書きます。
私も1年前、北京に来る前は北京は空気が悪いのでいやだなと思っていました。でも来てみると、思ったより青空の日が多く、空気も汚染されているという感じはしません。勿論、工事があちこちで行われているのと雨が少ないので埃っぽいと思います。
私は空気の専門家でもないし、空気のテストをしたことはないので実態は分かりませんが、公園を普通に散歩していて空気が悪いと思うことはありません。むしろ東京の甲州街道や246の三軒茶屋あたりを歩いているほうが空気が悪いと感じます。北京でも同じで高速道路のそばは空気が悪いような気がします。
北京は3方を山に囲まれた盆地のような地形であること、何らかの理由で霧が発生しやすいことなどの理由でガスのようなものに包まれて視界が悪いことが多いのは事実です。盆地で空気が滞留しやすいので、車の排気ガスや工場からの化学物質の排出物が空気中に滞留している可能性は高いと思います。車はまだすごい勢いで増えているので最近も車の排ガスは同じか悪化しているでしょう。ただ工場は北京周辺から移転させられたようです。
ガスに包まれた日が多いのですが、でもこれが必ずしも大気汚染の結果ではないかもしれません。でも、霧の発生と汚染が何らかの因果関係がある可能性はあります。結論として実態は良く分かりません。
もう一度書くと、空気中の科学物質の量などの数値は知らないのですが、個人的には呼吸していておかしいと感じることはありません。抜けるような青空の日もありますが、ガスに包まれた暗い日も多いです。これが私が北京の空気について知っていることです。