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焼き芋売り
夏場は見かけなかった焼き芋売りが戻ってきた。このおじさんは、自転車に積んだドラム缶に何かの燃料を入れて暖めているようだ。値段は、500gで2元ということだった。(約30円) 同僚が一個買ったのだが、4元少しだった。どう見ても1kgもあるような焼き芋に見えなかったが、おじさんの天秤秤の使い方がいい加減で、重さはあまり当てにならない。秤を使いながら、指先の感覚で値段を決めているという感じだ。一個、30円でも60円でもどちらでもいいかという感じだが。
行商
日本でもかつては路上で物品や食品を売りさばく業種や商人がたくさんいたはずだが、流通の整備や職業としての魅力といった面から徐々に姿を消して、今は時に見かける豆腐屋さんや昼休みに弁当屋などごく限られた商人を見かけるだけだ。中国の街頭の商人が、これはこれである意味便利だったり、何か目新しいような気がするのは私が現代の日本人だからだろう。