強豪国の敗退

by Shogo

いよいよ今夜はクロアチア戦だ。日本チーム初のベスト8に進めるかどうか。2018年大会のモドリッチの大活躍は、強く印象に残ってる。彼も37歳になっているので、多少衰えていると信じたい。とはいうものの、今もレアル・マドリードの現役選手であり恐ろしいことに変わりは無い。

今大会では、クロアチアはカナダに対しては4点とって勝利している。だが、ベルギーとモロッコは無得点で引き分けだ。でも、ベルギーもモロッコも良いチームなので、得点力がないとも言えないだろう。

クロアチアのワールドカップの記録は、1度もグループリーグを突破することなく、2018年にグループリーグを突破すると決勝戦まで進んでいる。同じように、過去の成績が何の意味もない事は、日本代表がドイツとスペインに対する勝利によって証明している。

メディアでは、日本の一次リーグ突破が大きな話題になっている。ドイツを一次リーグ敗退に追い込んだ、スペイン戦での三苫のアシストは、ミリ単位であったことから、大きな話題となった。FIFAも映像を公開して正しい判断としている。VARがなければゴールラインを割っていたと判断された可能性もある。そうであれば、今夜の試合もなかった。VARのおかげだ。テクノロジーがプレーを助けることもある。

この三苫の1ミリのオンラインが、ドイツを大会から帰国させた。しかも、4度の優勝経験があるドイツが、2大会連続で一次リーグ敗退だ。2006年の開催国としての優勝の際の、縦に繋ぐパスからの素早い攻撃が目に浮かぶ。そのドイツの2大会続けての敗退は予想外だ。

今大会は全勝のチームは1つもない。最高で2勝1分けの勝ち点7だ。それも、オランダ、イングランド、モロッコの3チームだけだ。アルゼンチン、フランス、ブラジルでさえ1試合負けている。日本や韓国の台頭も含めて、今回のトーナメントステージの16チームの力を差はあまりないのかもしれない。

どれほど過去の経験・実績や、その国の選手層の厚さがあっても、過去は過去だ。同じ選手が出場するわけではない。現に今大会と2018年大会のドイツが一次リーグで敗退したように、多くの強豪国も1次リーグで敗退したことがある。

2014年大会では、スペイン、イタリア、イングランドがそうであった。2010年には、フランスとイタリアが1次リーグで敗退している。2002年の日韓大会の時も、ディフェンディング・チャンピオンであったフランスやウルグアイ、アルゼンチンという強豪国も一次リーグで消えていった。強豪国が敗退するのは珍しいことではないだのが、今回のドイツの2回連続と言うのは、ドイツにとって大きなインパクトがあるであろう。

だから、クロアチアが前大会の準優勝チームであったとしても、それは何の関係もない。4年経って同じ選手もいるが、新しい選手も入っている。日本代表の今の力で充分戦えるはずだ。なんといってもドイツとスペインに勝ったチームだ。

今朝は、セネガルがいい試合をすると思っていたが、イングランドはやはり強かった。

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