プレバイオティクスとプロバイオティクスの違い

by Shogo

プレバイオティクスの記事を読んでいて、プレバイオティクスのサプリメントが、消化を助け、免疫力を高め、血糖値を下げるなどの効果があると読みながらもだんだん違和感を感じた。それで調べてみると、思っていたのは乳酸菌などを摂取するプロバイオティクスの話で、プレバイオティクスとは違った。

プレバイオティクスは、胃や小腸で分解・吸収されずに大腸に達して、大腸の微生物の餌になる食品成分の事だった。

このような成分が腸内環境を整えて、先のような効果があると言うことで、それは乳酸菌を摂るプロバイオティクスとは別物だった。

記事によると、プレバイオティクスの市場は2020年から2030年にかけて毎年15%程度の成長が予想されている。それは便秘、過敏性腸症候群、酸逆流、炎症性腸疾患など、腸に関する関心の高まりが要因だそうだ。

プレバイオティクスは、乳酸菌などではなく、腸内の有益な微生物の成長を促進する物質を食べることで、具体的には緑のバナナ、アスパラガス、アーティチョーク、ニンニク、玉ねぎ、小麦ふすまなどの植物繊維が豊富な食品を摂取することのようだ。サプルメントしては消化できない植物繊維があるようだ。

しかし、さらに記事をよく読んでみると、プレバイオティクス単独、あるいはプロバイオティクスを組み合わせて食生活を改善した場合でも、免疫を改善する効果があると言う事は証明されていないようだ。ある程度以上の果物や野菜をとっていれば取り立てて難消化性食物繊維のサプリメントを摂る必要はないと言う。

よく読む健康の記事と同じで、毎日5皿分の野菜と果物を摂取して、毎食少なくとも一皿分の全粒穀物を含めることを勧めている。これで十分で、プレバイオティクスのサプリメントは不要のようだ。しかし、それも研究などで効果が証明されているわけではない。

ということで、プレバイオティクスで野菜・果物をしっかり食べましょうというだけで、読んでみたものの、あまり参考になる記事ではないと言う事だけがわかった。

このような記事は、何か知らないことを知ることと、健康なら健康の目的のために簡単にできるノーハウが書かれていれば良いが、単に解説だけだとほとんど意味がない。とりあえず学んだのは、プレバイオティクスとプロバイオティクスという言葉が2つあると言う事だけだった。

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