iPhone 16 proの画面サイズが、かなり大きくなると言うリーク情報が流れている。今使っているiPhone 14 proの画面サイズは6.1インチで、15 proも同様と言う情報が有力だ。しかしiPhone 16 proになると、さらに大きく6.1インチ以上になると言う。これはiPhone 16 proで搭載が噂されているペリスコープカメラのためのスペースを設けるためのようだ。
ペリスコープとは、潜水艦の潜望鏡の事らしい。光を90度屈折させてレンズとセンサーを、直角に配置し、薄いスマホでも高倍率の光学ズームを可能にするために採用されると言う。
これは、ライバルのSamsungが、すでに2021年発売のGalaxy S21 Ultraで10倍の光学ズームを実現していることに対して iPhone 14 proですら、光学ズームは3倍でしかないための対策のようだ。ライバルに追いつくためにペリスコープを採用したいみたいだ。
スマホは、機能がどんどん進化してきたが、この数年はスマホの進化と言うのは、カメラの機能の進化のことにすぎない。すでに画像処理技術も含めてスピードが上がって、一般的な使用については、新しい事は何もない。それでも、毎年、新機種を出すために、カメラの機能の開発に全力を注いでいる。
しかし、スマホはカメラではない。すでに一般的なスナップをする際に、今までのiPhoneで何の問題もない。問題は、iPhone 11 ProからiPhone 14 proに買い換えて、サイズが大きく厚くなってしまい、使いづらくなったことだ。カメラの出っ張りも大きく、触った時の不快感は尋常ではない。スティーブ・ジョブスが生きていたら、あの出っ張りは許さないだろう。
iPhone 14 pro はRAWでの撮影や4,800万画素と言うとんでもない画素数も使えるが、そもそもスマホのカメラで追い込んだ写真を撮りたいと思っていない。パソコンと連携するスマホがほしいだけだ。
スマホはカメラでなく、ポータブルのパソコンであり、カメラ以外の使用方法の方がむしろ多い。そう考えると、いい加減、カメラの開発競争もやめたほうがいいのかもしれない。あるいは購入する私が、普通のiPhoneを買う選択をするべきか。
iPhoneやSamsungがカメラの開発競争に血道をあげているときに、ベーシックな機能で安価で小さくて使いやすいスマホを発売して市場を奪うことはあり得る。これはクリステンセンのイノベーションのジレンマで、様々な事例が挙げられていることと、同じだ。そのようなことが起こって、使いやすくて、小さいベーシックなカメラの機能を持っているスマホが発売されないだろうか。
とは言え、他のAppleの製品との連携を考えると、iPhoneからブランドチェンジをすると言うのも難しい。やはり次回の機種はiPhoneのベーシックのモデルを選択すると言うことか。今の6.1インチの画面より大きいスマホを使うと言う事は考えられない。
iPhone15シリーズは2023年9月6日に発表されるそうだ。iPhone15シリーズは15/15 Plus/15 Pro/15 Ultraの4種展開で、今回からUltraが最上位の名称になる。ペリスコープ搭載はUltraだけの可能性があり、その場合は今までと同じProを買えば良い。
重要な特徴としてLightning端子が廃止され、USB-Cに移行するそうなので、今までのケーブルがたくさんあるが使えなくなる。だが、PC用にUSB-Cケーブルがたくさんあるので共用できて便利にもなる。だが、どちらにせよ今年は買い替えしない。