日本人やアジア各国の人は仕事中毒であまり休まず働きづめと言う思い込みがある。しかし、エクスペディアが行った調査によると、実際はそうでもないようだ。
その調査によると、取得休暇日数が多いランキングの1位と2 位は日本と香港だ。このデータを見るまでは、欧米では長い休暇を取り、日本含めアジアではあまり休暇を取らないものだと思っていた。このように思い込みと言うのは実態を反映してないことが多いものだ。
エクスペディアのデータによれば、取得日数が1番多いのは、日本で22日の通常休暇を取得し、さらに4日の追加休暇を取得して合計26日間。2位の香港は通常の休暇が21.5日取得して追加の休暇を4日取得し、合計25.5日。3位のドイツは24.5日休暇を取得し、4日間の休暇を未消化で終わっている。4位のフランスは、長い休暇をとっていると思ったが、実際の取得は23日で、5.5日の休暇を未消化で残している。5位のオーストラリアは18日取得し、3.5日が未消化。6位のシンガポールは14.5日取得で2.5日が未消化。7位のメキシコは12.5日取得で1日未消化。8位のアメリカは11日取得で1.5日未消化。
長い休暇を取ると思っていたフランスはたった23日しかとっていない。以前フランス勤務の同僚からフランス人は8月は、すべて休暇だと聞いていたが、実態はそうでもないようだ。アメリカが取った休暇はたった11日で日本の半分にも満たない。
不思議な気持ちで、エクスペディアのよく読んでみると、祝祭日の休みが、この取得休暇日数に含まれていることを発見した。日本は世界で1番祝祭日の数が多い。日本の祝祭日日数は17日。今回のランキング2位の香港が祝祭日日数が13日ある。つまり休暇取得日数が多い上位2カ国が祝祭日の数でも1位と2位だ。
この日本や香港の祝祭日の数に比べ、例えばアメリカは10日、フランスは9日しかない。このような数字を見ると、日本人は祝祭日の休みが多いというだけで、自主的に休暇を取得しているということでもない。
それでも、労働時間の統計データを見ると、2020年の日本の年間労働時間は世界で28位だ。その時間は1607時間で年間2000時間を超える国が数多くある中でも、労働時間そのものは日本の労働時間数は年々減少している。
このエクスペディアの調査そのものの信頼性を少し疑ったので、調べてみると、この調査は過去23年にわたって行われていて、2023年の調査は2月9日から3月3日に行われサンプル数は14,527なので信頼性が担保されていると思われる。
昨日は、ラグビーワールドカップがあったので昼間寝ていた。月曜日の今日は学校に行かなければいけないので、結果がある程度想像できるイングランド対フィジーは見ないで寝ていて、4時に起きて、フランス対南アフリカ戦を見ていた。大会前からフランスが優勝候補と思っていたのだが、終わってみれば1点差で南アフリカが勝った。前回大会から4年経っているが、2019年にも活躍した選手が今回も大活躍だった。これで準決勝はウェールズ対ニュージーランドとイングランド対南アフリカとなった。来週末は、また朝4時からの試合となる。