Amazon Prime Videoが、テレビ視聴を変える新たな機能「X-Ray Recaps」をアメリカでリリースした。この機能は、AIを使ってドラマのあらすじを自動生成してくれるという、今までにないものだ。
シーズン全体のあらすじはもちろん、個々のエピソード、さらにはエピソードの一部まで、視聴者が視聴を中断したまさにその時点までのあらすじを、簡潔でわかりやすい形で提供してくれるそうだ。だから、長い間視聴を中断してしていても、どこまで見ていたのか、どんな展開だったのか分からなくなってしまう心配はなくなる。だが、これが良いことかどうか個人で意見が分かれるだろう。もう一度見直して楽しむということもある。しかし、タイパの世の中では好評ということもあるだろうか。
X-Ray Recapsは、Amazonが独自に開発したAI技術を駆使し、視聴中のドラマのあらすじを自動的に生成する機能だ。この機能は、Amazonのクラウドサービス「Amazon Bedrock」と機械学習プラットフォーム「Amazon SageMaker」を活用することで、映像と字幕を分析し、正確で簡潔な要約を生成することを可能にしているという。すごい時代になったものだ。
主な特徴
- パーソナライズされた要約: 視聴した時点までのあらすじを提供
- 柔軟な要約範囲: シーズン全体、エピソード全体、エピソードの一部など、さまざまな範囲を選択可能
- ネタバレ防止: あらすじ生成AIはネタバレを避けるように訓練されている
- 簡単なアクセス: Prime Videoの詳細ページまたは再生中のX-Ray体験からアクセス可能
X-Ray Recapsのメリット
この機能の導入により、視聴者は以下のようなメリットがある。
- 視聴の中断からのスムーズな復帰: 中断した時点までのあらすじを簡単に確認できるため、スムーズに視聴を再開。
- ストーリーの理解促進: 複雑なストーリー展開や登場人物の関係性を把握しやすくなる。
- 見逃した部分の確認: うっかり見逃してしまった重要なシーンやセリフを確認。
- お気に入りのドラマを再発見: 過去のシーズンやエピソードのあらすじを読み返すことで、作品の魅力を再認識。
X-Ray Recapsは、Prime Videoの既存機能である「X-Ray」を拡張したものだそうだ。従来のX-Rayは、再生中にトリビアやキャスト情報などを表示する機能だが、X-Ray Recapsの追加により、さらに充実した視聴方法が可能になる。
X-Ray Recapsは、現在Fire TVでベータ版として提供されており、年内には他のデバイスにも対応する予定だそうだ。また、現時点ではAmazon MGM Studios制作の作品のみに対応しているが、将来的には対応作品が拡大されるかも知れないということだ。近いyちに日本でもリリースされるのだろう。