日本のゲーム会社2社が、セリエAのユベントスとインターミランと、それぞれユニフォームスポンサー契約を延長した。多くの日本企業がスポーツのスポンサーシップから撤退する中でゲーム会社はまだまだ元気なようだ。
Cygamesは、ユベントスの背中のスポンサーシップを2022-23と2023-24の2シーズン延長した。Cygamesは2017年にユベントスのはじめての背中スポンサーとして契約をして以来、契約を更新中だ。ユベントスのユニホームの胸スポンサースポンサーのZeepや袖スポンサーのBitger、ユニフォームメーカーのadidasとともにユベントスの顔として残ることになった。
インターミランとの契約を延長したのはKONAMIだ。KONAMIも2017年からインターミランのスポンサーになっており今回の契約では、インターミランの「グローバル・フットボール・ビデオゲーム・パートナー」、練習場の「ユース・デベロップメント・センターパートナー」とトレーニングユニフォームの背中スポンサーの契約が含まれている。次のシーズンからはKONAMIの運営するeFootballのゲームのロゴが、トレーニングユニフォームの背中に表示される。
ヨーロッパのサッカーチームは、世界的なブランドになっており、そのユニフォームスポンサーは、単にその国だけではなくグローバルの広がりを持つ。このために多くの日本企業がヨーロッパのサッカーチームとユニホーム契約を行って来た。古くは、トヨタはバレンシアCFフィオレンティーナなどの例だし、三菱自動車やマツダもスポンサーになった。それから、SONYやSHARPといった電器会社だった。しかし、自動車会社や電器会社の名前を見ることもなくなってきた。楽天が、バルセロナの胸スポンサーになったが、終了した。今は、ゲーム会社が契約をしていると言う事は、日本が海外で活躍できる分野がゲームだけになっていると言うことなのだろう。
SONYもPLAYSTATIONのブランドで。一時はUEFAのスポンサーだった。ユベントスのJeepの前の胸スポンサーでもあった。しかし、今は撤退してしまっている。SONYの2021年の決算発表でも利益の29%だったから、ゲームが中心の会社とも言える。また、復活はあるのだろうか。