凱里 #2

by Shogo

凱里でホテルを出て、朝の散歩。街の中心部と思われる方に歩く。朝早く歩いているとたいていは人の流れと雰囲気で市場にたどり着く。その入口に店を出しているおじさんから、朝ごはんを買って食べた。きしめんの焼きそばのようなものと揚げ物なので、揚げ物は避けて焼きそばの方を注文して、椅子を借りて食べる。ちょっと辛くて酸っぱい焼きそばだった。

凱里は人口40万人の都市で中国ではさほど大きな都市ではないが、貴州そのものが人口400万人の小さな省なので、その中で凱里は貴州東部の最大の都市のようだ。中心部には高いビルが立ち並ぶオフィス街もある。私の宿泊したホテルはそのエリアにあるようだ。常設市場はその中心高いビルが立ち並ぶエリアの外れにあった。焼きそばのような朝ごはんを食べている間にも様々な食材が運び込まれる。

早朝からたくさんの買い物客が集まっている。市場そのものは他で見かけるものを大きな違いはなく、野菜や肉類、生きた動物や家禽類が売られている。

凱里の市場の中を散策して、また市内を歩いてホテルに戻る。市場は規模は大きくないものの様々な食材があふれている。働いている人もフレンドリーで喋れなくても何とかコミュニケーションがとれる。

市場をでてホテルに替える途中も食材を運ぶ人をたくさん見かける。市場に運んでいるのか、行商かは良くは分からない。もっと歩きたかったが、出発時間が近づいていたのでホテルに戻る。

昨夜は、8年ほど前の同僚たちと同窓会。お一人は早期退職されていたのでもう長いこと会っていなかった。体型が変わったり髪の色が変わったり見かけが変わった人もいるが飲んでいると、そうは変わっていないのが分かる。自分もそんなに年をとった気がしない。まだまだ20代の気分だ。昔やった馬鹿な飲み会の話などで盛り上がり、すっかり忘れてしまっていることも多いのに驚く。その頃やっていたことを今やったら、即、パワハラ・セクハラで大問題だろう。人権を守ったり個人を大切にすることも大事なのだが、問題を恐れたりコンプライアンスにこだわるあまり、組織の強さを犠牲にしていると感じるのは昔を懐かしむおじさんの感慨なのだろうか。

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