ネオパン 400 PRESTO 120

by Shogo

先月末から富士フィルムのいくつかのフィルムの製造中止が話題になっている。個人的には中版で使っているネオパン400 Prestoの製造中止がすごくつらい。コダックにもISO400の白黒フィルムがあるし、他のメーカーにもあるから、そちらを使えば良いだけだが、できれば富士のフィルムを使い続けたかった。「写真文化」を守ると宣言している富士フィルムも慈善事業ではないので採算の合わない事業からは撤退するだろう。それでも、大した量ではないが、それでも富士を使ってできるだけ応援したかった。

でもISO400のブローニーの白黒フィルムが、もうなくなるのだからこれからはコダックを使うしかない。非常に残念だ。

何かで見たが、10年前と比べてフィルムの消費量が10分の1まで落ち込んでいるそうだ。このような環境では富士も採算の合わない商品は打ち切るのは当然だ。だから今回の富士の決定を責められない。あと何年フィルムが買えるか分からないが、できるだけフィルムを多く使い続けようと思っている。それが、富士に頑張ってもらえることにつながると信じて。

デジタルという形で写真は残るだろうが、それはフィルムの写真文化とは違う新しい文化や表現形式になる。いい譬えが思い浮かばないが、軟式テニスと硬式テニスは似て非なるものだ。デジタルも写真としてあるいは動画との関連でますます主流になるであろう。でも、できればフィルムによる写真も残ってもらいたいものだ。だから富士フィルムのフィルムもっと買いましょう、みなさん。

最近、友人がキンドルを持っていて触らせてもらったのだが、あの感じなら本を電子リーダーで読むのも良いかなと思った。薄さといい、すぐに本をダウンロードできることといい、使い勝手は良さそうだ。アップルのiPadはすこし大げさすぎて、キンドル辺りの軽快さと単純さが良い。近いうちきっと買うでしょう。そんな予感。

それにしても本といい雑誌といいフィルムといい、どんどん電子化されて、自分の生きている間は紙もフィルムも安泰だと思っていたが、そうでもなさそうだ。無くならないにしても非常に特殊なものになる日はそう遠くない。

でも、たまに風呂で本を読むので、こればかりは紙でないとね。

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