コダックのモノクロフィルム長巻の値段

by Shogo

一昨年のコダックのフィルム値上げの際に大枚をはたいて備蓄を行ったのだが、どうでも良い写真の量産の結果、35mmの長巻が無くなってしまっている。確か6缶ほど買ったはずだが、昨年の秋には無くなっていた。ちょうどその頃から飛行機に乗る回数が増えたのでハンドチェックを頼む関係で、長巻ではなく普通のフィルムの方が簡単そうなので、普通の36枚撮りを買っていた。

ハンドチェックをしなくても大丈夫だと、空港のセキュリティは言うが、日本の空港では問題なくハンドチェックをやってくれる。ヨーロッパも大抵はやってくれるが、ロンドンの空港で大丈夫だからとやってくれないことが多い。だが、これも強く主張すればやってくれる。残念なのは自分がかばんの中に入れたまま忘れてしまうこともあり、それでも問題ない。ということはISO400なら絶対に大丈夫という空港の係員の説明を素直に聞くべきか。

冷蔵庫のフィルムをチェックするとブローニーはあまり使っていないから大量に残っているが、35mmの長巻はもうない。それで新宿に行ったついでに買おうかと思ったが、コダックがまた値上がりしていて、ちょっと考え中。

ヨドバシでT-max400の長巻が7,680円、 Tx400なら7,180円。前は4,000円少しだった気がするが、その倍近くになっている。Txに換えたところで大きくは変わらないが、トライxも悪くないからそれも良いかもしれない。

ただ、横に並んでいるILFORD Delta400は5480円だし、ILFORD HP5なら4560円だ。同じ会社になっているから中身は同じかもしれない。それから、ケンドメアなら4280円だ。本当に安くしたいなら、Freestyleの通販で買える富士のOEMなら30ドルしない。

このところずっと T-max400なので、換えてしまうと、今まで撮ったものと並べて感じが違うように見えるのが嫌で換えたくないのだ。しかし、経験的にはILFORD Delta400なら見ても分からないことも知っている。

それなら素直にILFORD Delta400に換えれば良いのだが、悩んでいるのはコダックを見捨てることになるということ。苦境にあるこの会社を救うための、長巻で作ったフィルム36枚撮り1本当たり100円少しの金額を払うべきではないかということ。

とは言え2000円以上の差は大きい。現像液も定着液もたくさん買える。T-maxをやめることでバカ高いT-max現像液も使わなくて、普通の安い現像液も使える。悩みは大きいが、本当に差はないかの実験も必要だから、同じ条件で撮って、同じ条件で現像してみてプリントもすることが必要かもしれない。コダックを見捨てる決心がついたらやってみよう。

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