分かる写真、分からない写真

by Shogo

静かな休日。フィルム現像をして干してしまったので天気が悪そうだが出かけた。新宿の東側のギャラリーを何軒か。いつもの同じコースで写真を見て回る。

自分では撮らないせいかカラー写真はよく分からない。それからモノクロでもドキュメンタリーというか記録的なものには心が動かない。これは自分では撮らないからではなく、今の時点で興味がないからかもしれない。あるいは対象に引きずられるからかもしれない。何を撮ったか見てくれという様な写真、海外の写真。そのような写真の場合には、写真と言うより対象しか見ないせいかもしれない。

昨日見たなかで興味深く見た写真は蒼穹舎ギャラリーの塚田信之写真展 「静かな雑踏III」。前のシリーズも見ているが、前よりは写真が黒くなったが、どちらかと言えば前の軟調の方が良かったか。東京の繁華街の雑踏が写された写真はタイトル通り静かな雰囲気がある。これはモノクロであるが故に別の世界観で見慣れた風景を見せられるからのような気がした。

それからやはり人が写っていると言うこと。遠くで姿がよく見えないものもあるが、はっきりと姿や顔が分かる写真があり、そのような場合には写真に見入ってしまう。所謂、写真に視線がとどまる時間が長くなる。とは言え、町のスナップのような写真は自分では今は撮らない写真だから余計に興味深い。

天気の悪い月曜日の朝。 夜中に起きてしばらく眠れなかったので眠い。

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