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土曜日も良い天気で朝から真っ青な空だったので、昼前から出かけて北京の西の方をほっつき歩いて夜に帰ってきた。青空で日が出てはいたが気温は低く、時々暖をとりながら歩いた。
今回もこの周辺も通りかかったが、この写真は前回のもの。写真が現実からどんどん遅れ始めている。この場所は白塔寺の前。錦什坊街という名前と白い壁に惹かれて南に歩き始めた。
この阜成門のエリアはすぐそこまで金融街が広がり、高層ビルが並んでいるが、少しだけ古い街並みが残されている。北京のどこでも見るような景色だが、阜成門内大街という大通りの南側には、もうすぐこんな通りは消えてしまうのだろう。
この古い家の通りの反対側、私の背中側はビルの建設現場だ。古い四合院は保存の対象になっているようだが、このエリアにあっては保存は出来ないだろう。
古い門も家も、すぐそこまで来ているガラスとコンクリートの波に飲み込まれるのをまっている。魯迅記念館のある阜成門内大街の北側はまだまだ開発は先だろうが、南側のこんな家はもう長くはないのだろう。冬になると、家の軒先に魚や豚肉が保存されているのをよく見かける。