土曜からの晴天は日曜も続いて、気持ちの良い週末になった。温度も0度くらいまで上がったので昼間歩いていると暖かくて気持ちよかった。
今週は11月に撮った西単（シー・ダン）の写真。撮ったのは11月なので今の様に寒くなかった。今ならみんなダウンの長いコートを着て、フードまで着けている筈だ。
11月の後半に仕事で西単（シー・ダン）に何度か行くことになった。 西単は、東京で言えば渋谷に例えられる街なので、本来ならおじさんには用がない。北京で一番大きな本屋があるのでそこに行くか、食事のために行く以外には行かない。あとはキヤノンの大きなショールームがあるので一度カメラを見に行ったこともあった。
週末の昼間はもっと人出が多いが、夜でも若者たちで一杯だ。こうやって写真で確認してもおじさん比率は極端に低い。11月中なのでまだ薄着だ。
会社の同僚に聞くと北京の若者は買い物や遊びに大抵は西単に行くという。では王府井はと聞くと、田舎から出てきた人が行く場所だそうだ。 王府井は東京で言えば、銀座だと思っていたが、それとは少しイメージが違っているようだ。田舎の人が行くといっても、北京で一番大きくて古い繁華街に間違いないのだが。
西単が渋谷であることには異論はでないだろう。ただ渋谷にはない、下北の闇市跡のようなマーケットも西単にはある。渋谷と同じように、ピカピカのデパートやファッションビルもあるが、規模はずっと大きく、この数年で立てられているので新しくてきれいだ。
若い人ばかりの中で写真を撮って歩いている外国人のおじさんは何者だろうか？東京でも場末の居酒屋しか似合わないおじさんにはまぶしい部分も多い。若者の町らしく、ＫＴＶ（カラオケ）もたくさんある。
通常のレストランもたくさんあるが、テイクアウトの店が多いのも若者の街の特徴だろう。みんなテイクアウトを買って食べながら歩いている。お腹が空くのは若者の特権だ。羊肉串がおいしそうに見えるが、おじさんは食欲がない。
