"Insider's Guide of Beijing"の出版社が出している「北京漫歩 Beijing by Foot」という小冊子を購入したので早速、それを見ながら散歩。東四北大街を北上して石雀胡同を右折。驚いたことに、時々行く"Grandma's Kitchen"がこんな場所にも開店していた。地下鉄5号線が昨年開通して便利になったからだろうか。"Grandma's Kitchen"に行くのは外国人が多いから、大丈夫かと思いながら、九道湾胡同に進む。
昔ながらの胡同という説明とは雰囲気が違う。
どこもかしこも、グレーのペイントが塗られて古い雰囲気はない。これが赤い煉瓦なら少しは雰囲気が違うが、どこもかしこも新しいグレーのペイントだ。
よく見かける風景だが、この住宅街のなかでも集まってゲームの最中。
ビールを売る人と何度もすれ違う。この人たちは大きな声を上げながら、走っているので配達ではなく行商らしい。
日本では最近では安売りの酒屋で缶ビールを買うが、20年区位前までは近所の酒屋に瓶ビールの配達を頼んでいたが、それと同じなのだろうか。大型量販店でも進出して流通が変わるとこの風景も無くなるのだろう。
道は曲がりくねってどんどん細くなる。車も通れない細い路地だ。東京にも世田谷あたりには車の通れない狭い路地がたくさんあることを思い出す。
このあたりには犬を連れている人が多く、何人ともすれ違う。ちょうど夕方の散歩の時間のようだ。
何度も細い道は角を曲がり、行き止まりではという恐怖が頭に浮かぶ。
やっと広い道にでて歩く。元は寺院か何かの施設の入り口が壁に塗り込められている。
ビール屋の倉庫の前を通り過ぎる。
途中で野菜を売る人にもすれ違ったが、こういう店から売りに行っているのだろうか。
「北京漫歩」に書かれていたように、古い胡同が残されている訳ではなかった、ただ直線の碁盤の目のような道が多い北京では、細くて曲がりくねった道は珍しい。