羊蠍子を食べる

by Shogo

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少し前から気になっていた羊蠍子(ヤン・シエ・ズ)という料理を食べに行った。先日、寧夏回族自治区に行った時に見かけてガイドさんに聞いて知って食べたくなったのだ。二度、新彊料理の店行って聞いたのだが、羊蠍子はやっていないということだった。仕方なく羊肉串をビールで食べて帰ってきたのだが、それはそれとして、日本の焼き鳥みたいなものでおいしい。

それで友人に聞くと羊蠍子は北京で作られた料理で、新彊料理ではないということだった。それで、やっている店を調べて三度目の正直。

羊蠍子は羊の肉の料理だが、さそりいう字が入っているあたり、結構怖いが、これは元々は羊の背骨をそのまま塊で鍋で煮たことから、背骨の塊の形がさそりに似ているのだそうだ。私が見かけたのはそんな形だった。

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ここのは、固まりではなく背骨を食べやすいように短く切ってある。この肉のついた羊の背骨を鍋でぐつぐつ煮る。普通の火鍋と違って結構濃い味もついている。勿論唐辛子も入っているので辛くもある。テーブルに出て来るときには、もう何時間も煮込んだ後なので肉はかなり軟らかい。

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イメージ的には、オックス・テイル・シチュウとかオッソブッコのイメージ。骨についている肉はおいしいというが、かなりいけた。でも、58元(約870円)の小の鍋を注文したが、二人では食べきれず、ダウン。 

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背骨の部分の写真。こちらのお店では背骨を食べやすい形に切っている。肉には髄も入っており、このあたりはオッソブッコと同じ。

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こちらの串は羊肉ではなく、鶏肉。 新彊料理や西安料理では羊肉の串があるが、なぜかここではやっていない。でもスパイスや味付けは似た感じ。

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白菜の煮たもの。そういえば、ここに入っているピータンは中国語ではピータンとは言わないそうだ、聞いたが忘れてしまった。

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この店は「東直門羊蠍子」という店で、東直門の近くと朝陽公園西路に二店舗ある。メニューには、羊蠍子もあるが、それ以外にもたくさんの種類があるようなので、名前から羊蠍子専門店かと思ったが何でも食べられるようだ。

ということで、ついに羊蠍子を食べた。満足。

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