西夏王陵からバスで賀蘭山を越え、内蒙古自治区に入りバスで2時間走った後、砂漠の入り口に着く。バスが走った道も舗装されていない細いでこぼこ道だったが、砂漠の中はシープを軍用トラックで移動だ。
私が乗ったジープ。これのジェットコースターの様な運転に40分。車の中で頭を何度もぶつけ、横転しそうと思ったことも何度か。やたら尾根の上に行って落ちるのだが、後で分かったのは砂漠は砂が動いているが、尾根の上は砂が浅く運転しやすいのだろうということ。
こちらは軍用トラック。
騰格里(テン・グ・リ)砂漠 は、中国で4番目に大きい砂漠で内蒙古から甘粛省にかけて広がっている。砂漠の中には数百の小さな湖があるということで、私たちが行ったのは月亮湖という場所。砂漠の中には湖を中心に湿地帯があり、草が生えている場所があるので放牧が行われている。
月亮湖リゾートは湖のそばにあり、湖での水泳や砂漠でのらくだやサンドバイクに乗っての観光ができ、中国人の観光客が1週間程度のんびりする場所とのこと。私たちはここに1泊。
ホテルはまだ出来て数年で新しく、そこそこ立派だ。日本人はほとんど来ないらしいが、日本人を期待してサインは中国語、英語、日本語で書かれていた。 ホテルのそばには湖と湿地帯。写真はそこに咲いていた花。良い香りがした。
チェックインして昼食を済ませて、午後は砂漠を歩き回った。真夏には気温は40度も超えることがあるということだが、すでに9月中旬なので気温は30度以下。乾燥しているので意外と過ごしやすい。
風が強く、砂が飛んで砂丘が形を変えるということが実感できる。
迷子にならないように帰りの方向を確認しながら歩く。
月亮湖につながる湿地帯。
湿地帯には何種類かの鳥がいた。
夜は中秋節の月を背景にモンゴルの歌と踊りのショー。
モンゴルの歌と踊りのショーはだんだん中国の旅行者のカラオケ大会になっていった。