「無名居」は北京市内に5店舗あって、国宴菜を出すレストランだそうだ。国宴菜とは、国賓をもてなす料理という意味らしいが、その理由は釣魚台国賓館の副総料理長を引き抜いて、総料理長に据えているということのようだ。だから、国賓が食べるのと同じ料理が出せますということが売りになっている。
ここの店のひとつ、北京市の東の方、第三環状高速の東側の燕莎分店に出かけた。場所は大使館街のやや南の麦子店。
とても国賓に出す食事を出すような店には見えないのは、入っているビルが安っぽいからだろうか。
中に入ると結構立派で、個室がたくさんある。値段もコースが、250元から最高2500元。国賓級だ。2500元なんて4万円近いわけで、メニューに出ていても実際には注文する人が少ないかもしれないし、中に取り入れられている高級な食材が品切れということもあるだろう。
メニューで気が付いたのは、日本食の要素が取り入れられていること実際、日本式と書かれているが、魚や鰻の料理がコースに入っている。中華は以前より世界三大料理ということで国際的に有名だが、日本食も中国の国賓に出す際にもおかしくないほど知られてきているということか。
で、注文したのはもっとリーズナブルな単品。最初の前菜は小さなたけのこの冷菜。皮を剥いて食べたが皮ごと食べられそうなやわらかさ。
ゼラチンの冷菜も結構いけた。すこし黒酢をつけてもつけなくても、かすかな甘みが感じられる。
鳥のから揚げ。想像した通りの味。
こちらの名物らしいが、茸の様に見えるのが魚。すこし酸味があって美味しい。
なんの魚だろう。薄く切っているいるのに歯ごたえがある。まるで烏賊のようだ。
酸辣鳥魚蛋湯という料理のこと。
桂魚のから揚げのあんかけ。これも想像通りの味。
これも名物らしいが、周恩来元首相の好物だったという獅子頭。スープと鳥、レンコンのハーモニー。確かにいける。
美味しいことは美味しいが、また行きたいかというと微妙。接待用のレストランということかも知れない。
最後になりますが、昨日10,000NICEをいただきました。記念すべき!0,000NICEを踏んでいただいた
最初は、単身赴任の暇に任せて、家族に元気にしていることを伝えることだけを目的に毎日アップすることを心がけているだけでしたが、そのうちに、皆様の内容のある、きれいな写真のブログを拝見しているうちに、だんだん思い入れが強くなってきました。
20年ぶりに写真を撮ることが面白くなったり、カメラを持って北京の裏町を歩くのが好きになりました。
あと少しですが北京の様子をブログにしたいと思っています。これからもよろしくお願いいたします。