東京 8月16日午後6時頃
無事帰国。オリンピック中ということを考えて、早めの6時に家を出て6時半空港着。オリンピックの混雑など何もなかった。前と違うのは空港のビルの入り口に、火薬反応の検査場ができたことくらい。
その後、飛行機の遅れもなく無事に8時30分出発。成田でもNEXとの接続もよく、3時には家に着いた。夕立の後、近所を散歩。
北京のいいところはいくつかあるが、その一つは空港の近さ。市内から30分程度、タクシーでも70元から80元程度。日本円でも1200円しかかからないということだ。今度できた地下鉄空港線の料金でも25元。
普段の目安にしている、生活実感交換レートの1元=80円でも、空港までタクシーで6400円。もう十年前以上に成田まで三万円近かった東京の価格と比べると段違いに安い(近い)
ちなみに 1元=80円で考えると、地下鉄は2元なので160円、タクシーの初乗りが10元なので800円、昼食が5元から15元なので400円から1200円。
木曜日に野球を見に行ったのは夜だが、その昼間はある会社を訪問していた。そのオフィスから撮った写真は、ビルのガラスの色のために緑がかっている。この写真の手前は、リッツカールトンだが、その向こうの低い建物は、北京で最も新しく高級な新光天地。どちらも屋上が緑化されているのに気がついた。
新光天地は、北京の経済の中心の国貿から地下鉄で一駅 東側。北京を東西に貫く長安街と第四環状高速のインターチェンジもすぐそば。
すぐ隣は何かの工場だ。高い煙突もあるが、オリンピック期間中は操業停止だろう。
木曜日の大嵐のせいで空気がきれいになったのか、いつもガスではなく、きれいな青空になった。
私が行った会社は、右のガラスの中だが、高層のオフィス・タワーが3棟、ホテルがJWマリオットとリッツカールトン、ショッピング・センターの新光天地、それに住宅と店舗が一体化した建物がたくさんあって、全体が華貿センターと呼ばれている。
北京にあるヨーロッパの高級ブランドはすべてこの中に入っているし、 日本の双日が経営する高級スーパーもできている。いろいろな意味で北京のお金持ちが集まる場所だろう。お金に縁のない私などは時々、食事に行くのと、スーパーで買い物するくらい。
それにしても、隣の工場はそろそろ移転でもして跡地の開発を考えたほうが効率が良いのではと思う。ただ、訪ねた会社のあるビルは第三号棟で、まだ募集を始めたばかりらしいが、たくさんスペースが空いていて、建物が建ちすぎた北京でこれ以上、需要は難しいのかもしれない。
オリンピック終了後の経済の減速や人件費やオフィス・スペースの高騰による企業離れなどの問題も予想されており、厳しいのかもしれない。巨大になった中国経済の動向は、日本やアメリカの経済とも密接に結びついており、今後が気にかかる。
夜は、星野ジャパンの韓国戦の応援。残念な結果に終わった。