また今日美術館に行った。今回は仕事だ。もう何度か行っているが、国貿駅から歩いて15分程度。と言ってもいつもタクシーでいっているが。美術館の前では、例の岳敏君(Yue Min Jin)のオブジェがお待ちかね。写真を撮っている若者たちがいた。作品が何億円で売れる彼は若者のヒーローなのかもしれない。
岳敏君(Yue Min Jin)の作品は複製だが街のあちこちのギャラリーで見かける。先日読んだ中国の画商の話が興味深かった。中国ではお金持ちが自国の若い才能に投資してアートマーケットを作っているという。勿論、投機という側面もあるが自国の才能を応援するという側面もあるとのことだ。
その人がいうにはバブル期の日本ではアートに大金が投じられたが結局アートマーケットは無かったし、作られなかった。一部の海外のすでに有名な画家の作品が売買されただけで、誰もマーケットを創り、若い才能を育てることに興味が無かったという。確かにその通りなのかもしれない。もしかしたら、それ以前の絵画や文化の伝統の違いもあるのだろうか。
ビルの上の人も相変わらず腰かけたまま。
北の方向には、北京テレビの携帯電話型の新ビルが見えるし、その左に木の陰に隠れているがCCTVの建設中のビルも見えている。
そこからやや西の北西方向には、国貿の建築中の国際貿易センター第三ビルが右に、さらに左の白いビル群が、建外SOHOビルだ。建外SOHOは東地区と西地区を合わせて20近いビルで構成されるオフィス・住宅・店舗・レストラン地区で、私も時々食事に行ったり、仕事で行ったりする。
今回、今日美術館は美術鑑賞ではなく、仕事のために訪れた。ギャラリーではなく最上階のオフィスに直接向かう。入って感動したのは、そのオフィスの雰囲気。さすがに写真は撮れなかったので通された会議室のみ写真を撮ったが、床、壁、天井のすべてが赤い煉瓦で、家具は全て白木で統一。オッシャレーという感じだ。
一階のカフェのソファーの色使いもいい感じ。