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中国は今年から、あるいは今年は、清明節が祝日になりこの週末は三連休。5月の労働節が昨年まで3日間祝日だったものが今年は1日になり、4月のこの週と6月に1日ずつ祝日が分けられた。労働節に旅行に出かけたりして交通渋滞などの問題が起きるからと言うのが理由と聞いたが、それが理由で分けるのは本末転倒という気もする。
そんな訳で三連休の週末。数日前までの寒さはどこへやら、いきなり真夏のような暑さになった。いつものように街歩きに、出かけていたが、あまりの暑さにくたくたになった。
そんな夕暮れ時に、二胡の調べを聞いた。前にも聞いたことはあるのだが、ちゃんと聞いたことはなかった。夕暮れに一人異国の地下道で聞く二胡の調べはある意味物哀しく、ある意味新鮮だった。その旋律はなんとなく親しみがあるようにも聞こえ、しばらく心地よい音楽に身を任せた。
演奏者は多分盲目の老人で、その落ち着いた身のこなしは大きな河の流れのようにゆったりしたものだった。
下の写真は しばらく前に別の場所で見かけたもの。 二胡の音色は素晴らしいのだが、楊琴という楽器のメインで脇役のようにしか聞こえなかった。音楽としては素晴らしかったが、二胡の音色だけをこの時は聞けなかった。