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北京の言い回しに、3月の雨は油というのがあるらしい。3月に雨はめったに降らないので油ほど貴重だという意味らしい。その雨が先週に続いてまた降った。お陰で木曜日までの暖かい日はどこかへ行ってしまい、また冬に逆戻り。暖房も切れているのでかなり寒い。外を歩くと東京の真冬の寒さだ。
北京の年間降雨量は500ミリ少し、東京のそれは1500ミリ程度らしいので雨の量は3分の1だ。しかも雨は主に夏に夕立のように降るので夏以外の降水量は少ない。先週まで昨年の秋くらいから数度の雪を除いて雨は降っていなかった。
最近は雨が降ると皆が話題にするのは、降雨制御のこと。ロケットを打ち上げて雨の降る時間や場所をコントロールしているというのだ。だから天気予報はかなり正確で、金曜日の雨も天気予報通りだ。私には事実かどうか確認する術がないので、話半分に聞いている。
ある人が言うには、最近は重要な出来事の前に雨が降るというのである。昨年の夏には何度もそういうことがあったそうだ。今回は31日の月曜日に聖火が北京に入るので関係あるかもしれないだが、それなら30日の日曜日が雨のはずなのでちょっと早すぎる。