一人しゃぶしゃぶ

by Shogo

カウンター式の火鍋のお店に行った。北京の名物は、北京ダックと火鍋で、火鍋は北京式のしゃぶしゃぶである。北京式とは、主に羊肉を食べること、鍋の中に唐辛子を入れることも選択できる、たれは主にごまだれということだ。王府井に本店のある「東来順」が有名で、北京のあちこちに支店がある。これよりも高級だったり、お手軽だったりするお店はたくさんある。

火鍋は、清朝を作った満州族が、北京に持ち込んだと言われる。かれらは、騎馬民族で移動しながら生活する民族であるため、移動したさきで、鍋で煮るだけの食事が簡便で良かったのだろうと勝手に解釈している。清朝の皇帝や、支配階級にある満州族の人たちは、国民皆兵であるため、全員が毎日移動しながら、明朝を滅ぼし、北京に入城した。北京に入城した後も、いきなり北京の宮廷料理を食べるという訳にいかなかったのだろう。当たり前ですよね。なかなか食事の好みは変えられない。そのころ、紫禁城に近い王府井に「東来順」が開店したとお店の由来に書いてあった。

今回のお店は「東来順」などの高級店ではなく、ショッピング・センターの中のカウンター式の火鍋。カウンター式のお手軽な火鍋では、xiabu xiabu(シャブシャブ)というお店が有名で、こちらもあちこちに支店がある。

今回のお店は偶然は行ったので支店があるかどうか、どの規模なのか分からない。お手軽しゃぶしゃぶなので、値段もお手軽。私の選んだ羊肉のセットは大量の野菜もついてきて、20元。「東来順」あたりだと、100元少しする。

スープには唐辛子入りを選び、たれはごまだれ。最も典型的な組み合わせだろう。大量の野菜がついてくるので、なかなか全部は食べられない。

こちらのお店も台湾を謳っているが、事実の可能性が高いが、単にレベルが高そうだから台湾式を謳っているケースも多いと思う。

たまたますいていた時間だが、昼食や夕食時にはこんなカウンターで全員が並んでしゃぶしゃぶの鍋をつついているのを見るとなかなか壮観だ。

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