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26日はクリスマス明けではあるのだろうが、ルーブルに行くためにのった地下鉄はガラガラ。まだ、休んでいる人も多いのだろう。夜、食事をするために、ガイドブックで見つけて電話したレストランは、1月何日かまでお休みというアナウンスが留守番電話で、英仏で流れていた。
オランジェリー美術館
ルーブルとすぐ近くのオランジェリーに行ったが、どちらも混雑していた。クリスマスシーズンは休暇が取りやすい旅行のシーズンでもあるのだろう。それと北京などと違って、日本人観光客も多い。
オランジェリーに前に行ったのは、学生時代の30年近く前。最近はずっと工事中だった。聞けば2006年に再オープンしたそうだ。前回パリに来たのは2003年のFIFAコンフェデレーションズ・カップの時だから、もう4年以上たっている。以前の古びた、本当に果樹園の温室のような建物から、立派な美術館になって、モネの絵のためにデザインされた局面の部屋は、息をのむ美しだ。
クリスマスの頃は装飾が多くて着飾った女性のようなパリだが、変わらないものもあって下の写真のような古い名画座。東京にも池袋とか高田馬場とか飯田橋とかあちこちに名画座があったが、ビデオやDVDのために亡くなった。でも本当にそうだろうか?名画座で映画を見る人が名画座が収益を上げる以下の水準まで減ってしまい、その理由のひとつがビデオ・DVDなのだろう。