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チャイナ・ファッションウイークのファッション・ショー
中国国際時装週
11月2日から11日まで北京市内で開かれている中国国際時装週を見学。たくさんのイベントが予定されており、北京飯店がかなりの会場になっているようだ。北京飯店の一階には関連の展示や装飾がされている。
ファッションショーは先日、昆曲や京劇をみた大きなボール・ルームに劇場とステージが作られていた。ショーは日本企業の素材を使って、中国人デザイナーが作ったコレクションだ。街着や仕事着になりそうなものから、イブニングドレスまで。中には中国の墨絵のような柄や少数民族の模様を取り入れたものもあり」、少しは中国を主張しているが、全体では日本人や欧米のデザイナーの作品と言われても分からない。
中国の若者のファッション
時々、日本で80年代に流行ったような服装の若者も見かけるが、一般に言って若者は皆、おしゃれでどこでも変わらない。一つはメディア、アメリカのテレビや映画がメディアやインターネットを通じてリアルタイムで中国の若者にも届いていて、彼らは最新のファッションを取り入れることができる。もうひとつは大量のコピー製品、世界の工場として中国は大量の正規品とコピー品を生産している。このため、コピー品の一部は中国でほぽリアルタイムで市場に出回る。
グローバル・マーケット
友人が10年も前に、インターネットと任天堂の普及がグローバル・マーケットを生むと予想したが、その通り、子供の頃から同じ音楽を聴いて、同じ映画を見て、同じゲームをして育った世界中の世代がインターネットを通じてメールを交換する時代が来たのだ。マーケティングやコミュニケーションは、これからもローカルであるべき部分が残るが、グローバルに考えなければいけない時代になった。