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蟠桃
蟠桃という平べったい、見たことのない種類の桃を買ってみました。蟠は辞書で調べると、「とぐろを巻く」というような意味だった。確かにとぐろを巻くように平べったくなった桃である。
産地は北京
この果物は珍しく北京が原産地だった。中国は水不足で、特に北京の周辺ではすでに稲作が困難になってきているらしいが、果樹の栽培は可能なのだろう。
水不足
北京の水不足は稲作が困難なほどだが、これは中国全体の問題で中国の700の都市のうち水不足が問題になっているのは500の都市に及び、今後の経済の国全体の発展に水の問題が大きな障害になると予想される。日本のように水が豊富な国からくると、北京のような乾燥した埃っぽい街は本当につらい。北京の人は基本的にシャワーにしか入らないがこれは水の量の問題もあるのだろう。そういう意味で日本人の風呂好きは水が豊富にあったから生まれた習慣だ。水の豊富な国に生まれた幸せを感じる。中国に限らずほとんどの国は水が大きな問題になっているのだから。
蟠桃
蟠桃は香りは日本の白桃のようだが、味は甘みのない桃だった。値段は、5個 1.14kgで25元1角(1元=15円で約377円)