賞金獲得

by elmarit
中国の領収書についているクジで、当りが出て、5元の賞金を貰った。今のレートでは約70円。
すべての正式な領収書にはスクラッチのクジがついているのだが、まさか自分は当たらないだろうと思って、あまりスクラッチを削ったことはなかった。今回は東京からの出張者にクジがついていることを説明するために削ったところ、ハズレなら「Thanks」だが、なんと「5元」
会社の同僚にも当たった人がいて、もう少し高額だったらしいが、5元でも当りは当りですこしうれしい。いつもは経費で落とせない私的な食事などでは領収書を貰わないが、これから貰おうかという気になる。ここが中国の税務当局の狙いだろう。
領収書には、正式な「発票」(ファーピャオ)、「定額発票」、私的な 「収据」(ショージュ)の3種類が以前あったが、「定額発票」は偽造が道ばたで売られていたためか廃止になった。最後の「収据」(ショージュ)では手書きの領収書のようなもので正式な領収書と見なされず、企業などは経費では落とせない。
 
「発票」を発行する機械は、オンラインで税務署につながっており、「発票」を発行した瞬間に税務署が売り上げを把握することができる。つまり、税務署は全員が「発票」を貰うことを求めているが、それをさらに確実にする仕組みとしてクジをつけているのである。当選した賞金はすぐにお店が払うので、税務署が払うわけではない。税金から控除するだけだろう。
 
この機械の写真は以前のエントリーでも書いているが、立派なものだ。
 

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