たまたま「CSI」(クライム・シーン・インベスティゲイション)の第一作を見た。ニューヨークとマイアミのスピンオフと3シリーズ合わせて視聴率最高を標榜しているドラマだ。シリーズの起点は、「CSI」でこれは舞台がラスベガス。第一作のアメリカでの放映は2000年だそうだ。
この第一作の中で、主人公は犯罪の再現の実験を行ってポラロイドで撮影するシーンが出てきた。そう言えば、犯罪捜査の証拠としてはごく最近までデジタル写真は認められなかったという記事を読んだ。多分、ほんの数年前まではフィルム写真でなければいけなかった。加工とか証拠能力に問題ありとされていたのだろう。それが認められるようになったのはフィルムで撮影するのが、機材の維持やコストなどの問題で難しくなってきたのだろう。
先日、ゴルフをした人はアメリカで写真学校を卒業して、警察の犯罪捜査のカメラマンをやっていたそうだ。少し前なのですべてフィルムで撮って現像していたそうだ。最近のCSIではみんなNIKONのデジ一眼で特徴的なシャッター音を聴かせてくれている。
調べるとポラロイドの倒産は2008年で、5年前だ。それで多くのカメラがが使えなくなった。一方、デジタルになっても富士フィルムの「チェキ」は国内でも海外でも人気はあるようだ。スマホで写真が撮れても、すぐに物としての写真になるインスタント写真はそれなりの意味がある。
倒産から数年して、元の従業員などが工場を買い取って「The Impossible Project」という商品名で再生産され、東京でも中目黒にショールームができた。一瞬、心動かされたが、マウントを増やさないと心に決めているのでぐっと我慢した。この数年で減らしたが、35mmはまだ3マウント、中版も2マウントとレンズ交換式でないのが2種類、もうこれ以上は増やせない。でもポラロイドはその写りに心ひかれるものがあり気にはなっている。それが、テレビでポラロイドを撮るシーンがでてきてドキッとした。