火山噴火による災害

by Shogo

イタリアとアイスランドで火山に対する警戒態勢に入っているとのニュースを読んだ。イタリアのシチリア島のエトナ火山は11月初めに噴火して噴石が飛び溶岩が流れ出た。もう一つのアイスランドでは、首都レイキャビクとその空港に近いレイキャネス半島の地下には、大きな溶岩の塊があり、噴火が間近と観測されているそうだ。

世界中で火山の噴火による災害が絶え間なく起こっている。中でも、日本は火山の多い国なので噴火による災害の危険は多くの人が感じている。アメリカス・ミソニアンのデータによれば、1960年以降に活動した火山の数で1番多いのはインドネシアの55ヶ所、続いて日本の40ヶ所、3位はアメリカの39ヶ所、4位はロシアの27ヶ所。そして5位チリの19ヶ所。さらにこのリストを見ると、太平洋周辺に火山が多いことがわかる。アメリカの39ヶ所もハワイ・アラスカに集中している。

これだけ火山が多いということは、アイスランドのように、いつ大都市の周辺で火山が噴火するかもしれず、不安な気持ちになる。日本で言えば、多くの人の不安は富士山の噴火であろう。富士山の噴火は1707年で300年と少ししか経っていない。地球の歴史を考えれば、ほんの一瞬のことだ。また、富士山が噴火してもおかしくはない。その噴火は、山梨、静岡、神奈川には噴石や溶岩といった災害の危険性がある。東京にまで火山灰が降るかもしれない。東京でも、程度にはよるのだろうが、車や鉄道の運行に影響が出る可能性もある。

最近の噴火による災害で大きなものは、まず日本で御嶽山噴火がある。2014年9月27日に発生した噴火では、噴石により63名が死亡した​​。2018年、グアテマラのフエゴ火山の噴火にでは、3,000人の死者が出たと推定されているようだ​。2021年、インドネシアのセメル山の噴火では、少なくとも57人が死亡し、100人以上が負傷した​​。そして、同じ2021年、フィリピンのタール火山の噴火では、39人が死亡している​​。2022年には、トンガのHunga Tonga–Hunga Ha’apaiで発生した大規模な海底火山の爆発では、少なくとも2名の死者を出し、ペルーでは2メートルの津波波によって死亡者もでた。この噴火は非常に大きく、広範囲にわたる影響をもたらした​​。

人類は地上の王者のように振る舞って環境破壊を続けている。しかし、その力は火山の噴火や台風などの災害には力が及ばない。感染症もそうだ。しから、環境破壊には大きな影響を地球に与えている。自然界に存在しない化学物質を生み出し、空中や地中、海中に蓄積してきた。特にマイクロプラスチックやナノプラスチックは環境に多大な影響を与える。これらが海に流出すると、生物に物理的および化学的な影響を及ぼす可能性があるようだ。例えば、マイクロプラスチックがサンゴに取り込まれると、サンゴと共生する褐虫藻の減少を引き起こし、その結果、生態系が破壊される​​。このようなことが、数限りなく起こる。魚や他の食品から私達の体にも取り込まれ、人間の体も物理的・科学的な変化を起こす。人類の歴史はいつまで続くのだろうか。

このようなことを考えると、いつも恐竜に思いが行く。恐竜は、地球で2億年も栄えて滅んだ。これに対して、ホモ・サピエンスの誕生は20万年前から30年前と推定されている。恐竜に比べると遥かに短い期間だ。人類が滅んだ後で、荒廃した地球が再生して、また新たな種族が王者となるのだろうか。

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