リンゴ酢についての記事を読んだ。子供の頃は酸っぱいものが大嫌いで、酢と聞くと嫌な気持ちになったものだ。それがいつの頃からか酸っぱいものが好きで普段から大量に摂取している。種類としては、主に玄米酢、りんご酢、黒酢、バルサミコビネガーだ。今朝の記事で読んだのはリンゴ酢についてだ。
リンゴ酢は、その多岐にわたる健康効果で知られているようだ。それを知らなかったが、リンゴから作ってるなら健康的だとは思っていた。だが記事によると、その効果については科学的な研究結果もあるが、一部はまだ明確な証拠が得られていないものもあるようだ。記事に書かれて効果は以下の通り。
1. 血糖値の管理
リンゴ酢が血糖値管理に有効であるとされる背景には、食後の血糖値の急上昇を抑える働きがあるという。特に、高炭水化物を含む食事を摂る前にリンゴ酢を水で薄めて飲むことで、血糖値の上昇を穏やかにすることが研究によって示されているようだ。ラーメンなどに、リンゴ酢でないが、酢を入れるのは、そういう効果を考えてのことだろうか。この効果は、リンゴ酢が食物の消化速度を遅らせることや、糖を分解する酵素の活動を抑制することによるものだそうだ。
2. 体重減少への影響
体重管理においてリンゴ酢が注目される理由は、その摂取が短期間での体重減少につながる可能性があると考えられているからだ。一部の研究では、リンゴ酢を定期的に摂取したグループが体重減少を経験したと報告されているが、この効果は一時的かもしれないようだ。つまり、決定的な証拠はない。リンゴ酢が体重減少に寄与するメカニズムとしては、食物の消化を遅らせることで満腹感を長く保つ効果があるからかもしれないと考えられているようだ。また、脂肪の蓄積を減らす働きや、満腹感を促すホルモンの分泌を促進する効果があるとも考えられている。
3. 皮膚の健康への効果
リンゴ酢は皮膚疾患の改善に役立つとも言われているらしいが、科学的な根拠は限られているようだ。例えば、湿疹やイボの治療にリンゴ酢が用いられることがあるが、実際のところ、リンゴ酢を使用しても皮膚のpH値や保湿能力に大きな変化は見られないという研究結果もあるようだ。さらに、リンゴ酢が原因で皮膚に軽い炎症やかゆみが生じることも報告されている。これは、薬と思ったら毒だったというような話だ。
記事を読むと、効果は限定的で、血糖値の急上昇を抑える効果が、一部の研究で明らかにされているだけで、あとの2つははっきりしない。他の健康に関する研究も、調査対象や調査方法など明確でないものも多い。また、その研究意図も企業や業界団体などの営利目的が背後にあるケースも有り、鵜呑みにしないほうが良さそうだ。
だが、この記事で全く知らなかったことを知った。薄めない酢は危険そうだ。非常に強い酸性を持ち、食道や歯のエナメル質を傷つける可能性があるという。サラダなどで、残ったオイル・アンド・ビネガーを飲んでしまうこともあるが、やめたほうが良いのかもしれない。知人でウイスキーのストレートを飲んで食道を傷つけたという話を聞いたことがあるが、それと同じになってしまう。
だから、リンゴ酢を安全に摂取するには、適切な希釈が必要だそうだ。記事では、リンゴ酢1〜2杯(約15〜30ml)を240mlの水で薄めて飲むことが推奨されている。だが、飲み物は他にもあるので、わざわざ酢を薄めて飲むのも現実的ではないから、料理に使うのがよさそうだ。
それから、リンゴ酢を使用する前には、医師との相談が勧められていた。特に糖尿病や心疾患の薬を服用している場合、リンゴ酢がこれらの薬と相互作用を起こす可能性があるのだそうだ。これは自分の場合は大丈夫だから、安心して酢をたくさん摂取しよう。
いずれにせよ、この記事も含めてだが、健康に関することは、よく調べてから試しのが良い。自分の体は自分でも守るが原則だ。ネットで読んだ情報をもとに行動してはいけない。