Apple TV+の人気コメディードラマ「Ted Lasso」のシーズン4制作が正式に発表された。Apple TV+の看板作品として、多くのファンを魅了してきた作品の続編に、期待が高まる。
シーズン4では、主人公テッド・ラッソが女子サッカーチームの監督を務めることが明らかになった。シーズン3の最終回でアメリカに帰国していたテッドが、どのようにイギリスに戻り、女子チームの監督になるのか、その経緯が見どころとなりそうだ。
現時点で、主演のジェイソン・スデイキス以外のキャストの出演は正式発表されていない。しかし、制作会社ワーナー・ブラザース・テレビジョンが、ハンナ・ワディンガム(レベッカ役)、ブレット・ゴールドスタイン(ロイ役)、ジェレミー・スウィフト(ヒギンズ役)の契約オプションを行使したとの情報がある。また、ゴールドスタインが脚本家兼エグゼクティブプロデューサーとして、ブレンダン・ハント(コーチ・ベアード役)もエグゼクティブプロデューサーとして復帰することが確認されている。
「Ted Lasso」の魅力の一つは、サッカーとアメリカンフットボール(アメフト)の文化の違いを巧みに描いている点です。アメフトコーチがサッカーチームを率いるという設定が、笑いを誘う。
例えば、テッドがAFCリッチモンドの新コーチとして就任し、アメフト式の戦術をサッカーに適用しようとして失敗するシーンは、両スポーツの根本的な違いを鮮明に描き出す。細かいプレイごとに作戦会議を開こうとしたり、選手に詳細な指示を出そうとしたりするテッドの姿は、サッカーの流動的なプレイスタイルとの対比を浮き彫りにする。
しかし、「Ted Lasso」は、単純なコメディーにとどまらず、登場人物たちの成長と深みのある人間ドラマとしても楽しめる。テッドのポジティブな姿勢や学ぶ姿勢は、視聴者に共感を呼び起こす。さらに、彼の過去や家族との関係など、複雑な背景が徐々に明らかになることで、キャラクターにリアリティが加わっていく。
他の登場人物たちの成長も丁寧に描かれており、スポーツを通じた人間模様が、このドラマの魅力の一つだ。シーズン4では、これまでの要素を引き継ぎつつ、女子サッカーチームという新たな舞台でどのような展開が待っているのか、楽しみだ。
シーズン4まではリッチモンドが舞台だ。リッチモンドは、何度も訪れた街なので。たまに街角が映ると懐かしい気持ちになっていた。