ライカ新モデルはM6ベース

by Shogo

ライカが10月に発表すると言われているフィルムカメラの情報が徐々にネットで流れ始めている。

まず基本としては、Leica M6をベースとしたフィルムカメラであるようだ。それがTTL露出計を備えたモデルかどうかは不明だ。

現在は、注文生産のような形でライカのウェブに載っているLeica MPとLeica M-Aの改良版でなく、なぜLeica M6かといった疑問が残る。

ベースとなると言われるLeica M6は、 1984年から2002年まで製造されていた。その前のモデルのLeica M5の縦型にぶら下げる特徴的なデザインであったことへの批判から、Leica M6はM3を踏襲するデザインに戻っている。ただし、Leica M5と同様に露出計を組み込み、ファインダー内に赤い矢印を表示して、最適な露出を判断できるモデルとなっていた。

デザインこそLeica M3やLeica M4を踏襲していだが、その時代の真鍮の削り出しの軍艦部ではなく、軽量なマグネシウム合金に変わっていた。だが、このモデルは非常に実用的で、個人的にも35ミリのフイルムカメラを使うときの常用モデルとなっている。Leica M5は既に手放しで手元にないし、Leica M3やLeica M4の、フィルム交換時のフィルム巻き取りの小さな丸いダイヤが、素早く回せるレバーに変わっているので時間が短縮できるようになっている。

後継となったLeica M7は、2002年に発売され2018年まで製造されていた。電子式のカメラで電子シャッターを採用して絞り優先モードの自動露出が可能であった。ただし多くのカメラがそうであるように電池切れの場合には60分の1秒と125分の1秒は機械式で対応ができた。個人的には自動露出には興味はなく、マニュアルの良さを捨てたLeica M7には興味はなく所有の経験はない。

Leica MPは、2003年に発売されLeica M7と併売されてきた。Leica M7が電子式であったのに対して、古くからのファンのために機械式シャッタのカメラとなっている。ただし、Leica M6と同様に露出計は組み込まれている。Leica M7とはデザインが違い、M3のレトロなデザインを採用されている。このために、フィルムの巻き取りダイヤルや、フィルムの巻き上げのレバーなど基本的に外観はLeica M3と同じだ。

Leica M-Aは2014年に発売された、現時点では最も新しいモデルである。完全機械式でLeica MPから露出計を外したモデル。新しい時代のM3という感じだろうか。

そのように考えると、今回ライカがフィルムカメラを新たに発売するにあたっては、電子シャッターのLeica M7でなく、またM3を踏襲した実用性に欠けるMPやM-Aではなく、Leica M6にするのには合理的な理由がある。ファンの中には、Leica M6のフィルム巻き取りレバーのところで、正面から見ると斜めに切り取られた形になっているデザインが嫌いな人がいるようだが、フィルムの巻き取りのための時間の節約を考えると合理的なデザインだ。

10月に発表されるのがどのようなデザインになるか楽しみだ。多分デザイン的にはM3を意識させつつも、巻き取りレバーのような実用的な部分を組み込んだものになると思われる

昨日は大雨だったが、雨の中を新国立競技場まで出かけた。試合はFC東京対京都サンガ。試合は、大雨こそ、収まっていたが、湿度も高くコンディションも悪そうだった。そのためか両チームともやや動きが鈍く、パスのミスが多いピリッとしない感じで始まった。退屈の試合になるかと思われたが、前半28分のレアンドロの素晴らしいシュートで均衡を破った。さらに後半33分にアダイウトンの追加点で、FC東京が勝利した。台風が近づく中、大雨と雷の日ではあったが、試合そのものには大きな影響がなくてよかった。

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