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ニコンサロンの写真展で中断した三江の市場の続き。ちなみに銀座に行った時にデジカメを持っていたのは、先日、写真を見て貰って6×6のフォーマットのものをまた撮ることになったが、6×6のカメラは普段持って歩けないので35mmのフィルムカメラの代わりに、玄関に置いてあったシグマを持って家を出たからだ。6×6は週末などに気合いを入れて撮りに行く時しか使えないので、それが問題。写真の形ではなく、カメラの大きさで撮る物が限定される。
それはさておき、三江の市場の話。もう一度おさらいすると、三江は、ここでは貴州というカテゴリーに入れているが、それは貴州に旅行に行った時に立ち寄ったからで、三江は貴州ではなく、広西チワン族自治区にある。有名な桂林から車で数時間ほど、北に行った辺りだ。
この街に立ち寄ったのは、貴州訪問の際に桂林から飛行機で北京に帰るための途中の宿泊地で、大きな街だから快適なホテルがあるからという理由だけだ。ここに名所旧跡がある訳ではない。でも、私的には何もない普通の街の方が、文革で破壊された仏閣のレプリカを見るよりは百倍楽しい。
ということで三江のホテルを朝早く抜け出して、ぶらぶら歩いていたら、地下の巨大な市場にたどり着いた。そこでは、肉から野菜・果物、生き物までたくさんのものが売られていた。写真のウサギもペットとしてではなくて食材として売られている。足を縛って重さを量っていた。家に帰ってどうやって肉にするか気になる。そう言えば、現在の日本ではウサギはあまり食べないが、フランスで前に食べたがアメリカでは食べたことがない。どこでポピュラーな食材なのだろうか。
朝早い時間帯なのでお客よりも従業員のほうが人数が多いような気がする。もっと遅い時間に行っていたら賑やかな市場が見られたのだろうか。