フィルム現像のムラ

by Shogo

秋岡芳夫さんの展示にはキングのフィルム現像タンクが展示されていたが、家で使っているのはマスコのタンクだ。これはムラが出にくいというタンクで評価の高いものだ。現実に今まで一度もムラがでたことはない。

昨日は前日に疲れたので出かけずに家でのんびりしたのでフィルム現像をした。水温は20度で冷やす必要も温める必要もなく都合が良かった。Kodakを7本、efkeを2本。現像時間を8分半で行ったので、我が家のタンクは3本用だから、1回はKodakとefkeを同じタンクで現像することとなった。

夜になって風呂場で乾燥させていたネガをネガ袋にしまおうとしたら、ネガにムラがあることに気がついた。見てみるとefkeのネガにだけでている。Kodakのほうは何の問題もない。とすると現像方法の問題ではなく、efkeの問題になる。長巻きの最後の方の何本かだが、最初の方のefkeに問題は無かったので長巻きの最後の方に何か問題があるのかもしれない。前にIlfordの印画紙にムラがでたことがあったが、小規模の製造を行っている工場で製品の管理に問題があったのかもしれない。あと数本efkeの未使用のフィルムが残っているが、これでは使えない。

今後はフィルムを製造する大会社が撤退して小規模の会社が小さな工場でフィルムを製造するから品質管理の問題などで不良品の発生も多くなるのかもしれないが、それも仕方ない。もしそうなっても作ってくれるだけでありがたいから文句は言わない。

フィルムで撮影すると撮影時や現像時にネガへ傷がつくこともあるし、フィルム現像でムラになることもある。物理的、科学的な問題の発生も多い。これもフィルム使用につきもののことで受け入れる以外方法はない。デジタルもデータが消える可能性もあるが、まだ一度も撮影時に起こっていない。PCが壊れてデータが消える可能性があるが、これは別の問題だろう。

ということで、フィルム2本分の撮影した写真が駄目になった。大丈夫なカットもあるかと2本全部よく見たが、一面にムラがあり全部駄目だ。そう言う点からも、これはムラではなく何かフィルム自体の問題のように思える。ムラなら全体に均一にでることはなく、下半分とか部分的に起こることが多いからだ。

11月というのに暖かかったが今週は少し気温が下がるようだ。

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