西安で中国式ミュージカル

by Shogo

北京を夜行列車で出て11時間かけて早朝に西安に到着。到着後に城壁などの市内観光、それから兵馬俑に行った。兵馬俑は1時間弱の郊外にあり、夕方にまた西安に戻った。この日は夕方から大雨になり、夜は写真を撮って歩けなかったので、参加するつもりのなかったショーに行くことにする。

ショーは、陝西歌舞大劇院で中国式ミュージカルで中国の歴史を表現したものだが、撮影可能ということで写真を撮った。劇場は満員で人気が高いようだが、外国人旅行者には人気がないのか、私のツアーでは7,8人だけが劇場に行った。

つまらないかというと歌も踊りもレベルは高く、楽しんだが、もう一度行くかと聞かれたら多分行かない。

原発は状況変わらず。日本人としても政府の情報公開については問題があると思っているが、ついに国際社会でも不満が高まってきたようだ。昨日のニュースでもフランスの学者が、仮定的ではあるが国連が日本の主権を制限してでも国際社会への影響を最小限に抑えるために国連による原発周辺の管理と事態収拾に当たることを提言したそうだ。

すでにアメリカや他の地域でも今回の事故の影響の放射性物質が観測されたということで、世界の人は相当いらだっている。日本人も安全性の基準や発表される数値についてすでに疑念を持ってしまった。国民の先頭に立って復興と原発の事態収拾に当たろうというイメージはなく、多少の犠牲者が出ても表面だけ取り繕っているような感じを与えてしまった。これでは誰のための政府なのだろうか。

同じように秘密主義で、放射能の拡散の範囲のシミュレーションさえ許さないような、世界の無法独裁国家と同じような対応をとったことは世界では驚かれたようだ。当然だろう。現在では官房長官指示ということで発表されたが、重要な情報を押さえ込もうとする政府の姿勢はあきれるしかない。

不満を書き始めると切りがないが、ともかく現場で事態を収束させるために必死で働いている人々の努力に感謝したい。まずはその人たちの安全を祈ろう。

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