先週後半の寒さは土曜までで日曜からは最高気温が5度くらいまで上がった。その代りか、青空は去って日曜日も月曜日も霧に包まれている。
良く散歩に行く北京の南のエリアに出かけた。北京の南の方の胡同は庶民の街で、そういうあたりを歩くのがすきだ。琉璃廠を出発点に南に歩くことが多い。珠市口西大街を過ぎるといくつも雰囲気がいい胡同がある。 香廠路は通りの東の端が商店街というか市場になっている。この市場は、いくつも胡同を歩き回っている時に偶然発見した。
場所は前門をまっすぐ南に下って、珠市口西大街を過ぎてから西に入ったあたり。通りにたくさんの生鮮食料品が並んでいる。店はあるが、ほとんどは路上が店舗になっている。料理を作らない私にはよく分からないものがたくさん並んでいる。中でも、ナッツの写真を撮るのが好きなのでいつも撮ってしまう。
いつも週末なので平日がどうなっているか分からないが人出はすごい。たいていのものは一斤(500g)いくらで売られているようだ。白菜は一斤(500g)で3毛(0.3元) 、つまり500gが5円程度ということだ。あちこちで大量に売られていて大量にみんな買っている。中国の東北部では、冬には白菜くらいしか作物が採れないので白菜ばかり食べていたということのようだ。もちろん現在では物流や保存が発達したのでどんな野菜でも買えるようになっている。生鮮食料以外にお総菜も売られているが、これは日本でも同じ。
道路がお店になっているで、歩くのが大変だが、驚いたことにここを車も通る。どの市場でもそうであるように簡単に食事できる店も並んでいる。スアン・ラー湯なら中華の酸っぱくて辛いスープだが、それの粉って何だろう。炒めた餅も知らない。
この季節、ネギもあちこちで大量に売られている。白菜と同じような理由のようだ。