クリスマスの王府井 #2

by Shogo

寒いがタクシーで出かけていると晴れているので寒さを感じないが、目的地について少し歩くと寒さが身に凍みる。今日は天気予報では最高が2度なのですこし暖かそう。

王府井の続き。 王府井のはずれ付近の建物はオリンピック前に建て替えられた。古い一角をすべて整地して、奥行きが20mほどしかない建物をL字型に建てて、空き地を隠している。裏側に広大な空き地があり、ここが開発されると、臨時の建物は壊されるのだろう。反対側のロッテのビルもやはり目隠し兼有効利用の土産物屋があったが、ビルが完成するとすべて撤去された。

ロッテのビルのクリスマス・ツリー。その向こうが歩行者天国の王府井のメインストリート。

王府井の北側にある東堂というキリスト教教会はライトアップされている。夏にはこの前の広場にたくさん人が集まっているが、零下では誰もいない。教会のロッテのビルはいくつかの色に光る。以前はこの教会は通りからは見えないように、高い塀を建てて隠されていたらしい。キリスト教の教会は北京に古い物がいくつか残されていていまでも信者は多いという。そういう人は、60年代、70年代をどうやって生きたのだろうか。

中国の価値観や道徳観は数千年にわたり形成されてきたが、文革などの時代の苦難を経て大きく変わったという人もいる。

女性はほとんどフード付きのコート。寒いから当たり前だ。私も日本ではかぶらない帽子をかぶっている。

王府井は一般的には東京の銀座に例えられる。古くからの繁華街の一つだからだが、今も人出が多いのは、天安門に歩いて行ける距離だからということも関係する。北京を訪れた人で天安門へ行かない人はいないからだ。

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