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前門(チェン・メン)から大柵欄(ダ・シ・ラ)まで歩いた。前門は天安門広場の南にあり、文字通り故宮の前門だ。皇帝が正式な外出をしたり、海外からの正式な使節はここから故宮に入った。
このところ、このあたりはよく歩く。工事が多いので埃っぽくて決して空気がきれいとはいえないが、なんとも言えない活気があって好きなエリアだ。前門は東京で言えばどこか考えると、浅草かも知れない。古くからの繁華街で昔はみんな、そこに行ったが最近は新しい街がたくさん出来て地盤沈下気味。でも観光客は相変わらず行く。この辺がぴったりの気がする。
他の地区は住宅地も高層化された所が多く、ただのビルの間を歩くだけになるが、このエリアには古い街並が残っている。
古くからの前門は現在工事中。昔は皇帝も故宮を抜け出して遊びに来たということだ。現在、清か明の時代の古い町を再現するための工事中だ。オリンピック前には完成するのだろう。絵でみると歩行者天国で真ん中を古い形の路面電車が通る、昔の街のテーマパークのようだ。完成が楽しみだ。
前門のメインストリートは工事中なので、裏通りを歩く。
途中から工事中の様子も見える。
取り壊しになるような家がたくさん並んでいる。
すでにほとんど壊された家も多い。
あっと言う間に街が新しく作り変えられるのだろう。
この裏通りも現在はメインストリートだから商売繁盛かもしれない。
改築だけの建物もあるので、工事は早く終わるだろう。
ここからは大柵欄。
北京で最初の映画館の中。中は思ったよりきれいだ。
映画は30元。基本的にはロードショーの映画館のようだ。
続く。