日本の救助隊も活動を開始したそうだ。大きな成果が出ることを祈ろう。
今回の地震は、日本の4分の1の広さの場所で被害が出ており、想像もできない規模だ。死者はすでに5万人を超えており、まだ生き埋めの人もかなりの数に上る。一人でも多くの命が救出されると期待したい。
昨日書いた義捐金はあちこちで見かけるようになった。昨日歩いていたら道端で、その通りの商店主などが集まって、義捐金を呼びかけていた。被害者の支援のためにあちこちで、そのような動きがあるのだろう。
4月の南鑼鼓巷(ナン・ルオ・グ・シアン)。南鑼鼓巷は天安門から北の方向、タクシーだと10分以内に着く距離だ。后海地区のやや東側にあたり、歩いても行き来できる距離にある。
ここには清の時代の高級住宅地が残されている。現在は、南北の、この通りにカフェやレストラン、お土産物屋、ホテルなどで出来てきて、観光客と外国人のための街になっている。
私もなぜか落ち着くので、時々周辺を歩いて、お茶して帰ってくる。
なぜ落ち着くか考えてみると、程よい中国を外国風にアレンジしてあるので、安心感があるからだと思う。
中国だけど、本当の中国ではない、人工的に作られた街。だけど、一歩メインの通りから外れると北京の高級住宅街というこの感じが安心なのだろう。人工的で現実ではないけれど不潔さや本物の中国を見なくても済む場所ということかもしれない。例えて言えば、洗浄してパック詰めされた野菜ということだろうか。
メインの通りから東か西に歩くと住宅地だ。立派な住宅が立ち並ぶ。でも、立派な四合院の入口から見えるたくさんの電気のメーターは、この四合院も本来の使い方ではなく、細かく仕切られて何家族もの共同住宅になっていることを示している。その意味では、清の時代の街ではないということだ。
改造に改造を重ね、かつては入口だった場所も、部屋となっているのかもしれない。
高級な住宅の面影は残っている。
メインの通りは沢山の観光客と外国人が通り過ぎる。
この項続く。