現在一律2元の地下鉄料金が2月から改定になるということで、地下鉄駅の出口などに出札用のゲートの設置が始まっている。前にも書いたが現在は一律2元なので出札はまるでなく、出口も柵やゲートがあるわけでなく、まったくがら空き状態なので、逆流して地下鉄にただ乗りすることは簡単そうに見える。
昨年10月の5号線開通までは中心部には2路線しか無かったので1律の料金でも良かったし、出札のシステムやチケット販売のシステムを導入するのもコストがあわなかったのかもしれない。今年7月までに新たに2路線の開通が予定されており、料金体系が一律2元というのもおおざっぱすぎるのだろう。初乗り2元で距離に応じた料金体系が導入されるのだろう。
すでに多くに人が、日本のパスモのようなチャージ式の電子カードのチケットを使っているので、出札で追加料金を徴収するのもそう難しくないだろう。
北京の地下鉄料金の2元はタクシーの初乗りの5分の1、良く使うスタバのグランデ・ラテ指数で7.1%だ。(北京のグランデ・ラテは28元)東京では初乗りが160円だから、グランデ・ラテの410円に対して39%だから、北京の地下鉄のスタバ・グランデ・ラテ指数はかなり低い。スタバがそれだけ高いという意味だが。東京のタクシーの初乗り710円に比べると、地下鉄料金は23%なので、20%の北京のそれとそう大きな違いはない。
2007年10月までは、1号線、2号線とやや郊外の13号線が運行していた。10月に5号線が開通。2008年7月に三環路の地下に10号線、それに北京首都空港を結ぶL1線が開通するそうだ。残りの路線の開通時期は知らない。
現在の紙のチケット。写真の新型車両も導入されている。印刷されている新型車両は、液晶ディスプレイや現在地表示など装備された最新式だ。形も丸みを帯びて、ユニークだ。私のチャージ式のカードは今日は手元にないので撮影できなかったが、日本と同じようなクレジット・カードのようなプラスティックのカードで非接触式システムを採用している。