ボタンがない! インテリジェント・エレベータ

by Shogo



写真のビルは本文とは関係ありません。

ボタンがない!

最近、仕事でよく行くビルがある。偽物市場の秀水の斜め向かいの

新華保険のビルだ。30階建くらいの大きなビルだ。ここに初めて

行った時、ドアの開いたエレベータに飛び乗って驚いた、中にある

はずの階数のボタンがない。

ボタンはどこに?

ドアの閉まる前に飛び降りて、見回すと他の人はエレベータ・ホールの

入り口の壁に触っている。行ってみると数字のキーパッドと液晶の

表示パネルがある。見ていると数字を入力するとアルファベットが

表示される。

専用エレベータ

つまり、入り口で行く階数を入力すると、乗るエレベータが指定されて

そのエレベータの箱は指定された階数にしか行かないということの

ようだ。専用車だ。最近のエレベータはどこでも、コンピュータで

運行を管理して長い時間待たないように調整されていると聞くが

ここのエレベータは別の考え方だ。

効率的か?

少し考えると非常に無駄な考えをしているような気がする。たった

一人の人間をひとつの階に運ぶために動いているのだから。

絶対に無駄な動きだ。

でも

中国のビルで私がいつもいやな思いをするのは、朝のラッシュ時。

大量の人がエレベータホールに群がってエレーベータを待つ。

ルーレットの数字を選ぶようにみんな一台の箱の前で待つ。

ついていないと延々と待つことになる。しかもここは中国だ。

油断していると平気で人が突進してきて私の前に割り込む。

結局、エレベータが満員で出発して、外国人がドアの前に

残されるということが良くある。

インテリジェント・エレベータ

インテリジェント・エレベータが効果を発揮するのは朝だ。エレベータ・

ホールに着いた人の順番でエレベータが出発する。ついている人は

これに同乗する。(でもどうやって分かるのかな?)これは公平だ。

昼間の時間はどうせ、エレベータがフル稼働するわけではないから

非効率でも関係ない。そういう割り切りなのだろう。

でも本当にそれでいいのだろうか。よく分からない。

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