メディアとしての王府井

by Shogo



王府井のメインストリート

王府井では毎週のように様々なイベントが開かれている。

先日の「日本の祭り」もそのひとつ。その後は「第11回Beijing

Screenings」というイベントの告知が行われていた。

「上海国際映画祭」は聞いたことがあるが北京はないので

不思議に思ったが、知られていない映画祭はいっぱい

あるだろう。それにFilm FestivalではなくScreeeningと

いうのだから単にバイヤー向けの見本市ということかも

知れない。

王府井をメディアに使うことは、日本で言えば銀座の中央通りに

広告を出すことだから効果は高いだろう。週末は20万人の

人出があるということだが、平日でも相当の人出がある。

ただ、一般の企業の広告が出るかというと、ビールのイベントで

即席のビア・ガーデンができて販売を兼ねた販促イベントが

何社ものビール会社が集まって行われたりもする。でも、それは

広告的な意味はあるが通行人にビールを販売するという

目的だから純粋な広告ではない。

この半年くらいで思い出すと、オリンピック関連のイベントや

行事が多いようだ。先日の日本の祭りの際に、ひとつの国のため

使われたというのは初めてのようだから、何か公的な意味が

必要なのだろう。

通りもオリンピックを目指して、夏に敷石が全てはがされて

敷き直されたり、「新東安市場」も長く続いている工事が、

そろそろ終わるようだ。入り口に工事中のビルがあるが

オリンピックまでに完成しない工事は許可されないという

ことだから、来年の8月には完成してるのだろう。

でもなぜか広告浄化はここでは行われていない。NIKONや

Fuji Film, Olympusなどのネオンがまだ輝いている。

ニューヨークのようなゾーニングの規制なのだろうか。

ちなみにニューヨークではネオンはほとんどの場所で禁止だが

逆にタイムズ・スクエアではネオンなどの明かりのついた設備を

つけないと建築が許可されない。ネオンの設置が義務つけられて

いるのだ。北京も王府井はネオン地域に指定されているのかも

しれない。

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