心拍数と気温の関係

by Shogo

朝の散歩の時は、心拍計を見ながら有酸素運動になるような心拍数を維持するようにしている。心拍数が落ちてくると、そこでランニングに変えて、心拍数を上げている。それでも、最大心拍数を超えないように走っている。だが、冬には、すぐに1分間に160回を超えてしまう。

この心拍数だが、夏場はなかなか上がりにくく、11月となると走らなくても少し歩いただけで、有酸素運動の域に達する。これは外気の冷たさによって、血管が収縮して1度に送れる血液とその中に含まれている酸素が減少するためだと考えていた。夏場は、逆に血管が広がって、血液と酸素が大量に送られるために、心拍数を上げなくても、運動に対応できるという理解だ。

これが本当にそうかどうかを検索してみると、両方の意見があるようだ。

ロンドンのセント・メリー大学の教授によれば、冬になって寒いと末梢の血管に血液を送れなくなり、中心部の血液量が多くなり、同じペースで走るならば、心拍数が1分間に15回ほど少なくて走れると説明している。このような説明はネット上にたくさんあり、冬は血管が拡張しないので、1回の拍動で血液を送る量が相対的に増えるので心拍数が上がりにくいと言う説明が多い。だが、これは個人的な感覚とは随分違っている。

この説明を信じれば、夏に心拍が上がらないのは、暑くてあまり負荷をかけた走り方ができず、そのために多くの血液酸素を必要としないために、心拍が上がらないと言うことになる。確かに暑いとダラダラ歩くケースも多く、心拍数を上げるような運動はなかなか難しいので、この説明も一応納得できる。

だがネット上でも1部の意見は、寒くなると、血管が収縮して1回の拍動で送られる血液量が減るため、より多くの酸素を送るために、拍動を増やさなければいけないと言う意見もある。

どちらが正しいのかわからないが、冬は拍動が1分間15回も少なくて済むと言うのは、大学教授の研究結果だからそう間違いでは無いのだろう。だが、寒くなると同じように歩いていても、心拍がすぐに上がるので、後者のほうの感覚的には正しいように思える。大学教授の研究は、もしかすると本格的なランナーだけに当てはまるのかも知れない。

血管が寒さで収縮しているためにより多くの血液酸素を送るために拍動を上げるにせよ、下げるにせよ、人間の体は、血液も含めて、物理的な物体だから、温度やその他の自然環境に大きく影響受けると言うことだ。

山登りをした後に、サウナと水風呂に入るときに、心拍計をつけていないので、一度、心拍計をつけて試してみると、この温度と血管と心拍の関係がよくわかるかもしれない。

今日は年内最後の山なので、忘れていなければ心拍計をつけて風呂に行こうと思う。

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