137
鶏鳴駅村の続き。
東門から入ってメインストリートを歩く。振り返ると東門が見えている。バイクに乗った青年が通り過ぎる。
修理されてコンクリートを使ったり、タイルなどが貼られた家と古い土のままの家が混じる。
他に観光客がいないので、おじさんがこちらを見ている。北京から遠いのでそうたくさんの観光客が訪れるわけではなさそうだ。
メインストリートを歩き続ける。
メインストリートに舞台がある。これは舞台にあった壁画。この舞台は雨乞いの祈りのために使われたということなので龍が描かれているのだろう。
メインストリートに面した舞台の全景。
少し歩いて、昔の郵便局に行く。
400年前に建てられた建物で100年前まで郵便局として使われていたそうだ。
柱が丸い石の上に乗って建てられているのが明の時代の建築の特徴だそうだ。
建物は400年前からほぼそのまま残されているそうだ。
現在は、普通の村人の住居として使われて観光客に解放されている。
祭壇があるが何の宗教かよく分からない。
使われている家具も明の時代のもので、中華民国時代にこの女性の家族がこの郵便局を買い取って、住み始めたそうだ。文化大革命の時代にはたくさんの歴史的建造物や遺物などが破壊されたが、この女性の家族が手を尽くして破壊から守ったそうだ。現在も家族がこの家に住んでいる。
壁の毛沢東は観光客を意識して貼られているのかどうかは分からない。
窓の枠なども何か古そうな感じがする。
裏庭の樹齢300年の棗の木も見せてもらった。実が細長い。普通の棗とは違い、8月に熟する種類だそうだ。
この項まだ続く。